アルケミーは、植物由来の酵母発酵エキスVEGAL(ベガル)の美肌力を生かした発酵系スキンケアラインです。
そのテーマは、「水分と脂質のアンバランスを整えること」「肌本来の健やかな美しさを引き出すこと」。
VEGAL(ベガル)には、雄大な北海道の自然が生み出す天然ミネラル、アミノ酸、有用酸など肌が健やかな活動を行うための栄養素や保湿力が詰まっています。より自然に近い形で健やかな肌状態へ導きます。
アルケミーを推している芸能人も多いので注目度が高いですよね。
一般の方の口コミは?とチェックしてみると、好評の口コミでは、「浸透力がバツグン」「テカリが改善された」「肌がなめらかになった」など。同じ発酵系のSKⅡは高くて手が出ないので…とアルケミーを選ぶ方も多いようです。
一方、発酵スキンケアの特徴が肌や好みに合わないケースもあるようで、メリット・デメリットが人によって分かれやすい製品かなという印象です。
アルケミーの色んな口コミや成分から、その概要や期待できそうな効果・注意点などをまとめてみました。
『アルケミー』の製品概要
アルケミーとは?
アルケミーの販売元は、国産オーガニックコスメ『オラクル』と同じメゾンレクシアです。製品の特徴は全く違いますが、共通点は北海道自社農園でつくられた有機栽培植物の力を生かしたスキンケアということと、「肌本来の力をよみがえらせる」という美容コンセプト。
アルケミーは、独自成分の植物由来の酵母醗酵エキスVEGALを中心に、「肌の水分と脂質のバランスを整え、健やかな状態に導く」ことが目的です。
VEGALは発酵の力により、元々生物が持っている有用な栄養素が高められた状態に。その配合バランスは肌の天然保湿因子によく似ており、水分を引き寄せ潤いを守る糖類、肌の原料として密度を高めるアミノ酸、肌のバランスや抗菌性を守る有機酸、ミネラル分などがバランスよく含まれています。
それらの栄養には、潤い、引き締め、キメ、肌荒れ予防、ターンオーバーのサポートといった作用が期待され、毎日のケアで肌本来の健やかさを取り戻し、水分と脂質の調和がとれた理想的な肌状態を目指すことが期待されます。
向いている肌質や年齢は?
アルケミーは、植物性酵母発酵エキスの優れた栄養バランスによるスキンケアで、「肌本来の力を呼び覚ます」というコンセプトのため、使用感は全体にサッパリとしています。
保水力が落ちたことで皮脂過剰になった混合肌、脂性だけど水分量が不足した肌など、水分と脂質のバランスが乱れた肌に向いた製品のようです。
強力なフタの役割になる油分や重い保湿成分は控えめの配合になっているため、ある程度皮脂の分泌がある方に向いているのではと思います。
年齢的には20代~40代ごろがターゲットになっていますが、肌状態には個人差が大きいので、50代以降の愛用者の方もいるようです。反対に、若い方でも乾燥の度合いが強いと「保湿が物足りない」の口コミも見られるので、強い乾燥肌、濃厚な使用感を求める方には不向きかもしれません。
アルケミーの注意点
- エタノール配合です。アルコール過敏症の方は注意してください。
- 発酵成分は肌との相性が分かれやすいようです。とくに敏感肌やニキビ肌の方は肌状態を見ながらお試ししてください。
- 使用期限があります。オークションなどに出回っているものは古い製品の場合があるので注意してください。
アルケミーは危険?
アルケミーの口コミには好評のコメントも多い一方で、「肌に合わなかった」「ニキビが悪化した」などのコメントもいくつかあり、そこから「アルケミー化粧品は危険?」のような噂がネット上で立っていたようです。
けれど、アルケミーの成分自体は他の化粧品と特別な差はなく、実際に愛用している方も多いため、多くの方にとっては危険ということはないと思われます。ただ、発酵系のコスメは肌との相性に個人差が生まれやすい傾向で、とくに敏感肌やニキビ肌の方は注意してお試しした方がいいと思います。
現在すでに肌に炎症がおこっているような肌荒れ・ニキビ状態のときは、お試し自体を控えた方が安心です。炎症がおきているときは、発酵成分などの肌に有用な成分はかえって刺激となり、炎症を進めてしまうことがあります。
また、アルケミーにはエタノールが含まれるため、エタノール過敏症の方や乾燥の度合いが強い方には合わない可能性があります。
単純に強い乾燥肌でエタノールが合わないケースと、エタノール過敏症とでは肌の反応が違い、過敏症の方は肌が火照ったりかゆみや赤みが出たりということがおこります。エタノールが危険な成分というわけでなく、体質上合わない方がいるということです。
いずれにしても、化粧品や成分との相性は個人差が大きいです。とくにトラブル肌やデリケート肌の方は、目立たない場所でパッチテストを行ってからの使用をおススメします。
ラインナップは?
アルケミーは、基本的にはライン使いをするスキンケアですが、もちろん単独での使用もOKです。まずはトライアルセットから試し、気に入ったアイテムを購入というパターンが多いようです。
トライアルには、クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、クリーム、日中用UVクリームまでが6点揃ったトライアルセットがあります。
公式サイトのキャンペーンから購入すると、3,000円相当→1,000円(税別)で約1週間分お試しすることができます。
普段は1,500円(税別)で販売されているので、キャンペーン期間の購入がお得です。送料は無料です。(※キャンペーンは変更の可能性があります。詳細は公式サイトで確認してください)
トライアルセットの基本的なラインナップは次の6点です。(※2018年6月6日現在の情報です。こちらも時期によって変更することがあります)
- クレンジング:『メイクアップ リムーバー ジェル』
- 洗顔料:『フォーミング クレンザー 』
- 化粧水:『プライマリーローション』
- 保湿美容液:『ディープ セラム』
- クリーム:『インテンシブ クリーム』
- 日中用UVクリーム:『シルキー ヴェール』
メイク落とし:『メイクアップ リムーバー ジェル』
- VEGAL配合
- 肌なじみの良いオイルジェル
- ミルフィーユ状のオイル層がメイクをしっかり浮かせる
- 毛穴の汚れもオフ
アルケミーのクレンジングは、油性と水性がミックスされたオイルジェルタイプです。手に取ったときはプルっとしたジェルですが、メイクとなじむとオイル状になります。
実際にエステルベースのオイルが多く含まれるので、オイルクレンジングに近い洗浄力を持ち、メイクや毛穴の汚れをスッキリと落とします。
エステルベースのオイルは角栓汚れや角質汚れにも強いので、毛穴や肌のザラザラが気になる方に好評のようです。
洗顔料:『フォーミング クレンザー 』
- VEGAL配合
- きめ細かなふわふわ泡洗顔
- 古い角質や汚れをオフ
- 洗い上がりしっとり
高級脂肪酸ベースで、肌の潤いを奪い過ぎない洗顔料です。保湿成分も豊富で洗い上がりはしっとり。肌当たりは穏やかです。VEGALをはじめ、肌の天然保湿因子としても働くセリンやグリシンなどのアミノ酸が自然の潤いをキープします。
化粧水:『プライマリーローション』
- シリーズ中VEGALが一番高配合
- みずみずしいテクスチャーで浸透性◎
- キメの整ったしっとり肌に
アルケミーのラインナップの中でとくに一押しと言われているのが化粧水。植物由来の酵母発酵エキスVEGALが一番多く含まれており、高保湿なのにサラサラとしたテクスチャーで浸透性がバツグンと口コミで評価されていました。
化粧水は琥珀色。それが酵母発酵エキスの色だそうです。香りはローズ+カシスのフローラル・フルーティになっていますが、酵母発酵エキスの香りもします。色からも香りからも「VEGAL高配合」というのが嘘ではないなと感じさせる仕上がりになっています。
それ以外に含まれるのは、ヒアルロン酸やBG、グリセリンなど基本的な保湿成分でシンプルな配合です。独自発酵成分VEGALの力や肌との相性を試したいなら、この化粧水が一番わかりやすそうです。
美容液:『ディープ セラム』
- VEGAL高配合
- みずみずしい水性美容液
- 乾燥とテカリの両方が気になる肌に
- 毛穴の開きのケアにも
『VEGAL』に加え、ヒアルロン酸Na、PCA-Na(天然保湿因子)、ナットウガム(植物性コラーゲン)などの保湿成分の合わせ技でしっかり保湿。そのわりに浸透性が高く、べたつかないテクスチャーが好評です。
水性の美容液なので、オイルの濃厚さが苦手という方にも。乾燥×テカリの混合肌や、乾燥や皮脂による毛穴の開きが気になるときのケアに向いています。みずみずしくプルプルとした質感の肌に整える高保湿美容液です。
クリーム:『インテンシブ クリーム』
- VEGAL高配合
- セラミド配合保湿クリーム
- 天然オイルのしっとりとしたエモリエント効果
『VEGAL』と複数のセラミド、ヒマワリエキスなどの保湿成分で中の水分を逃がさないように閉じ込め、天然オイルのバリア力でしっかりとフタをして仕上げるクリームです。油性の成分として、スクワラン、メドウフォーム油、ホホバ種子油などの天然オイルが使用されていますが、どれも重たさがなく肌なじみの良いオイルです。
水分と油分が肌に浸透し、乾燥しがちな肌を柔らかく整えキープします。
セラミドは、水分保持にもっとも深く関与するセラミド2、乾燥によるシワを改善するとされるセラミド3、肌の代謝への関連が注目されるセラミド6Ⅱの3種がバランス良く配合されています。
日中用クリーム:『シルキー ヴェール』
- VEGAL配合
- UVカット(SPF43/PA+++)
- 保湿成分も豊富で乾燥による皮脂過剰を防ぐ
UVカット機能を備えた日中用クリームです。べたつかないテクスチャーで角層内部の潤いを守り、乾燥による皮脂過剰を抑え、テカリや化粧崩れのしにくいサラサラの肌をキープします。
肌になじみやすいタイプなので、化粧下地としての使用がOK。朝のケアを短縮し、化粧ノリのよい肌状態を簡単につくります。
『アルケミー』使用者の口コミ
ここからは、アルケミーの口コミの中で多かったコメントをまとめてピックアップしています。高評価の口コミと低評価の口コミの両方から抜粋していますので、参考にしてみてください。
(※口コミは口コミサイト・商品レビュー・体験談などから要約引用しています。使用感には個人差があるのでご了承ください)
「浸透力があり内側が潤う感じ」
アルケミーの口コミに多いのは「サラッとしている」というコメントです。植物性発酵成分のVEGALは高い保湿力がありますが、それは肌本来の保湿力に似ていて表面をべたつかせるような性質は無いようです。
アルケミーは、「肌本来の力を引き出すスキンケア」がテーマなので、VEGAL以外にもヒアルロン酸やセラミドなど、肌本来の働きを妨げない保湿成分を中心に配合しています。肌の水分保持機能が落ちて乾燥と皮脂のバランスが乱れた混合肌の方に好評のようです。
「テカリが明らかに改善した」
それ以来、化粧水、美容液、クリームを続けていますが、肌の透明感や弾力がよみがえったみたいです」(40代 混合肌)
潤い不足による肌のテカリは部分的に集中し、ギトギト感が目立つ傾向が強いと言われていますよね。皮脂が十分に分泌されること自体は悪いことではないですが、ギトギトや不自然なテカリは肌のバランスが崩れている証拠かもしれません。
水分と皮脂のバランスが調和した肌は、テカらず自然のツヤやハリがよみがえって見えます。
「肌がなめらかになった」
植物性発酵成分のVEGALには、肌に元々存在する複数のアミノ酸や有機酸が含まれますが、それらが不足すると肌のキメが荒れ、なめらかさが失われてしまいます。とくにアミノ酸は、肌の原料になっている一番基礎の成分。化粧品として外から補うと、角質層の細胞の密着度を高め、水分を維持しやすいなめらかな肌に整えると言われています。
「透明感が出てきた」
アルケミーは美白アイテムではないですが、肌のバランスが整うことで肌本来の力が高まり、透明感が出てくる可能性はあると思います。
シミやくすみも、本来は肌自身のターンオーバーの力で回復するものですが、乾燥、紫外線などのダメージが回復力以上に大きかったり、肌に合わないスキンケアを続けていたりすると肌の回復力が負けてしまいます。
年齢とともに回復力そのものは落ちますが、その分与えるダメージを減らしてあげれば透明感を取り戻すことは可能と言われています。
ビタミンC誘導体やハイドロキノンなどの美白成分はもっと積極的な美白作用を持ちますが、肌の基礎力を整えながら使うのがおススメなので、アルケミーと他の美白アイテムを合わせてみるのも良さそうですね。
「肌の調子が良くなってきた」
アルケミーは酵母発酵成分が基本になったスキンケアなので、もっと強い成分を使ったときのように即効性を感じるのは難しいかもしれません。その代わり、肌に合うなら地道なケアに向いていると思います。
何かに特化した強い成分は、スペシャルケアに使う高級なサプリのみたいな存在。一方、アルケミーのような発酵系成分は、肌の基本として必要な栄養をバランス良く与える三食の食事のような存在かな?という感じがします。
体型の変化も肌の変化も短いスパンではよくわかりません。地道なケアが実は一番難しそうですが、「これなら毎日使える」と思えるスキンケアアイテムに出会えると嬉しいですよね。
「SKⅡよりリーズナブルでいい」
似たようなテクスチャーの酵母発酵コスメとしてSKⅡがあります。使用されている酵母はそれぞれ別物ですが、植物と酵母の力で有用成分を引き出すという発想は同じで、天然バランスの糖類・アミノ酸・有機酸・ミネラルなどによるスキンケアという面も同じです。
SKⅡも肌との相性が分かれやすいみたいですよね。「SKⅡは肌に合わなかったけどこれは大丈夫だった」という個人の口コミもあったので、色々と試してみると相性の良いものが見つかるのかもしれません。
SKⅡよりアルケミーの方が肌に合ってくれれば…コスパの面で助かりそうです。スキンケアのポイントは値段の高い安い以上に肌との相性がいいか悪いかと思うので、お手頃アイテムの方から始めてみるのも良さそうです。
アルケミーも安いとは言えないですが、SKⅡに比べればハードルが低く、発酵系コスメに興味がある人には嬉しいラインだと思います。
「オラクルよりお気に入り」
同じ発売元のオラクルとアルケミー。オラクルは成分全体がオーガニックの植物性ですが、アルケミーの方は主にVEGALの力を生かしたスキンケアです。浸透力の良さは共通ですが、保湿力はオラクルの方が高く、天然オイルが多く使われたしっとり感があります。
一方、アルケミーは水性成分が多めでみずみずしい感じが特徴になっているので、夏場や皮脂が気になる方に好評です。オラクルは、オーガニックコスメ・ナチュラルスキンケアが好きな方、天然オイル美容に興味がある方などに好評のラインです。
「発酵臭が気になる」
発酵コスメ特有の、やや甘酸っぱいような香り。この匂いは好みが分かれそうですが、発酵系コスメをたくさん試した方からは「発酵系の中では控えめと思う」との口コミがありました。
私は個人的に大丈夫な香りです。でも、食べ物と同じで香りの好みは個人差がかなり大きいので、香りが無理ならスキンケアに使い続けるのはストレスですよね。アルケミーのアイテムの中では、化粧水が一番香りは強いと思います。
発酵臭をカバーするためか、どのアイテムにもフローラルの香りがついていて、他はそちらの香りが勝っているのですが、化粧水だけはちょっと独特な感じがします。
発酵食品が好きな人なら大丈夫そうですが、甘酒や酵母パンの匂いも無理!という人には厳しいかもしれないですね。発酵+フローラルということで、無香派の方にも香りが気になるかな?と思います。
「乾燥する」
全体にサッパリとした使用感がアルケミーの特徴のため、使用感の好みで評価は分かれているようです。水分量の問題というより、それをキープするための脂質が少ないとアルケミーのラインだけでケアをするのは厳しいかもという感じがします。
皮脂もあまり分泌しない乾燥肌の方が使いたい場合は、化粧水だけをアルケミーにして保湿性の高い乳液でカバーするとか、化粧水をもっと保湿力の高いものにして美容液やクリームだけで取り入れるとか、他アイテムで保湿力を調整した方が良さそうです。
「ニキビが増えた」
水分と皮脂のバランスを整えるスキンケアということで、ニキビのできやすい肌の方が選ぶこともあるかと思います。
肌に有用な成分を与え、天然保湿因子による保水力を高め、過剰皮脂を抑える…というスキンケアのコンセプトや、油分が控えめの処方などは良さそうと思いますが、ニキビのできる原因には個人差が大きいため、慎重にお試しした方がいいと思われます。
また、ニキビがすでに発生しているときや、肌が不安定になりやすい生理前などにお試しするのは控えた方が安心です。発酵成分が刺激になってしまうかもしれません。トライアルをするなら肌状態の安定している時期を選びましょう。
まとめ
独自の酵母発酵エキスVEGALの力を生かしたスキンケアラインのアルケミー。
天然保湿因子に近い糖類・アミノ酸・ミネラル・有機酸などのバランスで、水分と脂質の調和した健やかな肌を目指すアイテムが揃っています。
発酵コスメは個人差も大きいようですが、上手く合うと健康美な肌づくりの味方になってくれそうです。
コメント