最近SNSで話題になっているちふれの『ウォッシャブルコールドクリーム』。
こちらを使った毛穴ケアの方法がYouTubeやSNSなどで紹介され、注目度が急上昇中。口コミでも「効果を感じた」という書き込みがけっこう見られます。
それが影響してか、@コスメのクリームクレンジングで1位を獲得中。でも、この商品自体はちふれのロングセラー。昔ながらのコールドクリームですが、クレンジングとしてもマッサージクリームとしてもシンプルに使いやすいタイプです。どっしりとした容器なのに650円という価格(詰め替えなら560円)も驚き。肌に合えばかなり魅力的です。
そんな定番であり最近話題のちふれ『ウォッシャブルコールドクリーム』の特徴、口コミでの評判、成分、使い方や注意点などをまとめてみました。毛穴の黒ずみが気になっている人や、プチプラでシンプルなクリームクレンジングを探している人はチェックしてみてください!
ちふれ『ウォッシャブルコールドクリーム』
今年50周年を迎えたちふれ化粧品。リーズナブルな価格と安心感のある製品づくりで根強い人気です。クレンジングのラインナップもだんだん増え、『ウォッシャブルコールドクリーム』の他にオイル、リキッド、ジェル、ジェルオイルがあります。
その中で歴史が古く、持っておくと色々と使えて便利なのが『ウォッシャブルコールドクリーム』。冒頭でも触れましたが、昔ながらのコールドクリームで、クレンジング用としてもマッサージクリームとしても使える両用タイプです。
ちふれのクレンジングは定番の成分を使い、シンプルなクレンジング機能だけに集中したつくりになっていますが、『ウォッシャブルコールドクリーム』はクリームの中でもけっこうしっかりとしたクレンジング力を持ち、メイクや油性汚れを十分落とせるようになっています。
そんな基本への忠実さが、毛穴ケアにも効果的だった…ということでしょうか。ちふれの化粧品はドラッグストアからスーパーまで幅広く置いてあり、価格はお手頃で統一制。気軽に買えるのも魅力的ですよね。多くの商品に詰め替え用があったり、成分配合の比率までを全開示するスタンスも変わらず、信頼感の高さがロングセラーにつながっています。
『ウォッシャブルコールドクリーム』の特徴
シンプルなクリームクレンジング
ちふれ『ウォッシャブルコールドクリーム』は、ごくシンプルなクリームクレンジング。クリームの中ではしっかりとしたクレンジング力を持ち、濃いメイクにも対応します。最初はやや硬めのテクスチャーですが、指で優しく顔になじませていくとオイル化し、メイクや毛穴の汚れを浮かせて落とします。
乾燥肌の人にも使いやすいようにエモリエント性が高めてありますが、1つ注意はクレンジング力が意外に高いので、デリケートで乾燥の強い肌の人には少しキツいことがあるかも。比較的肌の丈夫な人向けという感じです。
無香料・無着色・ノンアルコール
クリームクレンジングはザ・化粧品的な香りが付いている商品が多いですが、こちらは無香料タイプ。真っ白で香りのないシンプルさ。クレンジングに香りを求めない人にお勧めです。ノンアルコールということで、アルコール(エタノール)に過敏な人にも使いやすいタイプです。
毛穴の汚れに効果的!?
最近話題の『ウォッシャブルコールドクリーム』を使った毛穴ケア。このクリームには特別に毛穴対策成分が入っているわけではなく、いたってシンプルなクリームクレンジングですが、「油性汚れをしっかり落とす」という基本への忠実さが一番…ということでしょうか。
美容系ユーチューバーの方が紹介していた方法も、とくに変わった使い方ではなくて『ウォッシャブルコールドクリーム』の効果的な使い方を詳しく解説している内容です。その後に使う洗顔料紹介もあり、クレンジングと洗顔を合わせたケアになっています。
それを実践した人からは、効果実感の声がけっこうたくさん書き込まれています。その方法や注意点、実際の口コミについては下に詳しくまとめています。毛穴汚れや詰まり・黒ずみが気になる人はチェックしてみてください。
マッサージクリームとしても使える
このクリームはノーメイクの状態で使えばマッサージクリームにもなります。毛穴汚れが気になるときは部分使いも。ただ、マッサージの時間が長くなると乾燥しやすくなるので注意しましょう。肌の薄い人や皮脂の少ない人には使いづらいかもしれません。肌質がしっかりとして、適度な皮脂・水分・ハリがある肌の人にお勧めです。
お手頃価格、詰め替えあり
このクレンジングの魅力は価格も大きいですよね…。ずっしりジャー(300g)に入った本体が650円(税抜)。使い方にもよりますが、クレンジングだけの使用なら2カ月は持ちそうです。そして、ちふれ定番の詰め替えシステム。『ウォッシャブルコールドクリーム』にも詰め替えがあり、価格は560円(税抜)コストダウン&エコに最適です。
乾燥肌の方は注意!
このクリームはプチプラでシンプル、クレンジング力もしっかりしていて、評判のように毛穴の汚れも浮かせて落とす働きに優れます。肌に合って問題なく使えるなら、コスパ最強で、かなり優秀な存在と思います。
ただ、しっかりとしたクレンジング力がある分、乾燥の強い人にはちょっと洗浄力が高く感じるかも。乾燥を防ぐためにワセリンなどの油性エモリエント成分が入っているのですが、ワセリンは肌の表面を保護するタイプのオイルなので、インナードライで水分の少ない肌に使うとかえって乾燥感が出ることもあります。
また、クリームのわりには水で洗い流しやすく、ベタベタした油膜感が少ないので使用感が良いのですが、それも乾燥の激しい人には使いにくい一面も。
あとは、ニキビ肌の人にはやっぱり使いづらそうですね。個人差はあるようなので、肌に合うかどうかは一度試してみるのが一番かもしれませんが、敏感な方や荒れやすい方は当たり障りのない部位から試した方が安心です。
肌に合わないときは使用を控えましょう。安いから気軽に試しやすいのは嬉しいのですが…お試し用に小さなサイズがあればなおいいですよね。
『ウォッシャブルコールドクリーム』使用上の仕様
乾いた手・顔で使う
クリームクレンジングは乾いた手・顔で使うのが原則です。とくにこのクリームは湿気に弱く、湿り気のある場所で使うとかなりなじませにくいです。マッサージクリームということで湯船につかりながら…といきたい所ですが、部屋や洗面所で使うことをお勧めします。
少し長めにマッサージが必要
このクレンジングはメイクとなじませるのに少し時間がかかります(2~5分くらい)。クリームクレンジングの中でも時間がかかる方と思います。ゆったりマッサージクレンジングをしたいときには向いていますが、手早くクレンジングを済ませたいときには不向きです。なじみが不十分だと効果が発揮されないので、余裕を持って使えるときにお勧めです。
洗い流しやすい
こちらはクリームのわりに水で洗い流しやすいタイプです。オイル化するまで十分にメイクとなじめば重たい油膜感が残ることもなく、比較的すっきりと仕上がります。
まつエク使用不可
このクレンジングはまつエクには使用できません。まつエク以外で普通のアイメイクなら落とせる力はありますが、なじませるのに時間がかかるので、目元の負担を避けたいときは専用リムーバーの使用がお勧めです。
W洗顔必須
『ウォッシャブルコールドクリーム』使用後は、クレンジング目的でもマッサージ目的でもW洗顔が必須です。肌に合った洗顔料で仕上げ洗顔をした後にスキンケアをしましょう。
『ウォッシャブルコールドクリーム』の成分
ちふれと言えば、成分の配合比率までを開示するのが特徴です。『ウォッシャブルコールドクリーム』の成分がどういう構成になっているかというと…
<クレンジング成分>
- ミネラルオイル(35%)
- エチルヘキサン酸セチル(10%)
クリームクレンジングのクレンジング力はオイルに由来します。オイルクレンジングに水を加え、乳化剤で混合したものなのでオイルクレンジングより穏やかな洗浄力ですが、マッサージしながら丁寧になじませることでオイルに近い力が発揮されます。
中でもミネラルオイルはクレンジング成分の定番。安定性に優れた合成鉱物油で、油性の汚れをしっかり浮かせる力に優れます。
エチルヘキサン酸セチルは、ヤシ油などに由来する植物性の合成油で、人間の皮脂に近い組成を持ち、ミネラルオイルより作用は穏やかです。ミネラルオイルだけを使うのに比べると、乾燥や突っ張り感が緩和されます。
<油性エモリエント成分>
- ワセリン(10%)
- ステアリルアルコール(3%)
- ステアリン酸(2%)
- ダイズ油(0.02%)
油性のエモリエント成分は、クレンジング目的ではなく、クレンジング時の乾燥を防ぐために使用されています。ワセリンが多めに入っていると保護力が増しますが、クリームのテクスチャーに弾力が出てなじませるのに時間がかかることが…。
<保湿成分>
PGはプロピレングリコールと呼ばれる糖類系の保湿成分で、肌を乾燥から守ります。それと同時に、物質を溶かしやすくする溶剤の役割も持ちます。こちらの成分は、稀ではありますが目や肌に合わない人がいることが報告されています。万が一刺激を感じたら使用を控えましょう。
<乳化剤>
- ポリソルベート60(6.57%)
- ペンタオレイン酸ポリグリセリル−10(0.93%)
オイルに水を混ぜ、クリーム状に維持してくれるのが乳化剤の働きです。ポリソルベート60は多くのクリームや乳液に使用される歴史の古い乳化剤の1つで、低刺激の非イオン性界面活性剤に分類されます。
<防腐剤>
- メチルパラベン(0.13%)
- プロピルパラベン(0.07%)
メチルパラベンは、パラベン類の中でも安全性が高いタイプで、優れた抗菌作用で品質を維持するため多くの化粧品に使用されています。メチルパラベンは水溶性ですが、プロピルパラベンは油溶性。水溶性・油溶性2種のパラベンを合わせることで抗菌作用が高まり、防腐剤全体の配合量を減らすことができます。
<その他>
水は基剤で、オイルと水が乳化剤によって混じり合うことでなめらかなクリームになります。あとはクレンジング剤の安定用に微量配合されているけん化剤や酸化防止剤です。
『ウォッシャブルコールドクリーム』の使用方法
クレンジングクリームとしての使用方法
- 乾いた手と顔で使います。
- 適量の目安はさくらんぼ大。比較的しっかりとしたテクスチャーなので、多すぎるとかえって伸ばしづらいです。最初少なめで肌になじませてみて、足していくような形で使うと適量が見つかりやすいと思います。
- 皮脂の多い場所からのせ、指を軽くクルクルと滑らせてなじませていきます。小鼻など皮脂やメイク溜まりの気になる部位はとくに念入りに。メイクや皮脂となじむとクリームがオイル化して指先がスルスルとなるので、さらによく全体へなじませます。
- メイクが十分に浮き上がったら、少量の水を手につけ顔全体をなでるようにします。そのワンステップでクレンジング剤が水で洗い流しやすくなります。その後、水~ぬるま湯で洗い流します。
- クレンジング終了後は肌に合った洗顔料で仕上げの洗顔をしましょう。
マッサージクリームとしての使用方法
- ノーメイク、乾いた手・顔の状態で使います。
- さくらんぼ大程度を両頬・ひたい・アゴ・鼻先に分けてのせ、指先で優しくマッサージをしていきます。指に力を入れ過ぎず、優しくすべらせましょう。
- マッサージ後も洗顔が必要です。
『ウォッシャブルコールドクリーム』がSNSの口コミで話題に!
こちらのクリーム、@コスメのクリームクレンジングで1位を獲得中です(2018年10月8日現在)。最近なぜか『ウォッシャブルコールドクリーム』の姿をお店で見ないなぁと思っていたら、YouTubeとかSNSで話題になって注目度が上がり、売り切れる事態になってたみたいです。
その後の口コミをチェックしてみると、毛穴関連の口コミがわんさか書き込まれていました。それらをまとめてみると、かなり良い効果を感じた人と、合わなかった人に分かれるようです。
効果を感じたという口コミ
- 毛穴汚れが取れた
- 毛穴の黒ずみが本当に目立たなくなって驚いた
- 悩みの毛穴が改善
など、美容系ユーチューバーさんの目線はさすがですね。ポイントとしては、紹介されている通りの方法で使うこと。毛穴ケアと言っても特別なことをしているわけではなくて、『ウォッシャブルコールドクリーム』を効果的に使うための基本方法が紹介されています。
このクリームは使用法次第でかなり効果は変わると思います。使用法は下に簡単にまとめていますが、たぶん動画で見た方がわかりやすいです。YouTubeの検索で「ちふれ 毛穴」とか入れると動画があがってきます。
ただ、1つ注意点は、肌の弱い人には合わない可能性があることです。とくに、後に使う洗顔料もセットで紹介されているのですが、その組み合わせが肌の弱い人にはちょっとハードそう。お勧めの洗顔料として紹介されていたのは、こちら。
どちらも泡立たない洗顔料ですが、この組み合わせが毛穴の汚れ・角栓・黒ずみに効果的!ということで、口コミでも効果実感という書き込みがけっこう見られました。どちらもたしかに効果は期待できそうですが、肌の丈夫な人向けの組み合わせと思います。
YouTubeの美容系ユーチューバーの方は肌がピカピカ・ツルツルでかなり丈夫そう。ハリもしっかりしていて表面がなめらかです。なので、肌質がしっかりとしていてバリア機能も健常な肌の人なら、同じ使い方をすれば良い効果が期待できそうです。
でも反対に、肌が荒れやすい人、トラブルがおきやすい人、乾燥がひどい人、肌が薄くハリの無い人…などの人がその方法を真似すると、肌への負担がかなり大きい気がします。口コミの中にも、
- 肌が赤くなった
- 後がかなり乾燥する、荒れた
- ニキビができた
などの書き込みがあります。この書き込みが単純にクレンジングだけとして使った結果なのか、洗顔料と合わせて使った結果なのかはよくわかりませんが、肌のあまり丈夫でない人は、『ウォッシャブルコールドクリーム』の後にはマイルドな洗顔料を使うことをお勧めします。ニキビのできやすい人は、ニキビ対策の泡洗顔とかの方が向いているかも…と思います。
ちなみに、毛穴ケアに注目が集まる以前の『ウォッシャブルコールドクリーム』の口コミでは、
- メイクがしっかり落ちる
- この安さでこの機能なら満足
- マッサージもできていい
- 香りやベタベタ感がなくて使いやすい
- 水で洗い流しやすい
など、プチプラのわりにはクレンジング機能が優秀!という部分が主に評価され、全体に高評価です。ただ、やはり乾燥の強い人からは「後が突っ張る」の口コミもあり、「ニキビが増えた」の口コミもチラホラ。ニキビができやすい人にも使いづらい感じです。
『ウォッシャブルコールドクリーム』使用者の口コミ
上で口コミの評判はご紹介したのですが、こちらでは具体的な口コミを要約引用してまとめてみました。
毛穴・ポイントメイクもスッキリ
「SNSやユーチューブで毛穴にはこれとビオレの洗顔がいいと話題になっていたので、さっそく買ってきました。1週間使ってますが確かに毛穴が気にならなくなってきました。メイクもしっかりと落ちます。
オイル化するまでがちょっと長いし、最初は硬めのテクスチャーなので肌への負担が気になりますが、オイル化すると気持ちがいい。ウォータープルーフもリップもスッキリと落ちます」(30代後半 乾燥肌)
一時期品切れになるほどの状態だけあって、毛穴を気にする人がたくさんお試しをしたようです。そして、「たしかに効果を感じた」という口コミがけっこう上がっていました。肌がそれなりに丈夫な人は、ぜひ一度試してみてください。
毛穴対策用として
毎日使うクレンジングとしては、たしかに少し時間がかかって使いづらいかもしれません。余裕のあるときの使用がお勧めです。普段メイクが薄い人なら汚れが気になったときや濃いメイクをしたとき専用にするのも良さそうですね。
毛穴の黒ずみが消失
「ひたい、鼻、頬の毛穴が黒ずんでいたときに動画を見て購入しました。実際にやってみたらびっくり。毛穴の黒ずみがほぼ無くなりました。おかげでファンデを塗ると毛穴レスな感じに仕上がります。
ただ、毎日使っているとだんだん目の下が乾燥してきたような…。ほどほどに使う方がいいのかもしれません」(30代後半 混合肌)
→皮脂の多い部分に効果的な分、目の下など乾燥しやすい部分にはちょっと厳しい可能性も。目の下は本当の最後に持ってきた方がいいと思います。そして、乾燥しやすい人は毎日ではなく、ほどほどに…が良さそうです。
クレンジング機能の高さを実感
毛穴対策が話題になる前の口コミを見ると、価格の安さのわりにクレンジングとしての基本機能がしっかりしているという評価が多いです。たしかに、肌に合うならかなり嬉しいクレンジングですよね。プチプラの王道です。
マッサージもできて一石二鳥
これまでオイルが使えていた人なら、こちらのクリームでも問題はなさそうです。マッサージクレンジングはクリームタイプならでは。こちらはマッサージクリームとしても使えますが、クレンジングもマッサージ兼になるので一石二鳥です。ただ、オイル化した後にマッサージする時間が長すぎると後が乾燥しやすくなるので、注意した方が良さそうです。
ちふれのクレンジングの中で一番好き
ちふれのクレンジングはオイル、リキッド、ジェル、オイルジェルと『ウォッシャブルコールドクリーム』の5タイプが現在発売されています。
クレンジング力はオイル→『ウォッシャブルコールドクリーム』→オイルジェル→リキッド/ジェル…の順番かなと思いますが、『ウォッシャブルコールドクリーム』だけがマッサージ兼用です。時短を目指す人には不向きですが、ゆったり使えるなら魅力的なタイプですよね。ちふれの中でも不動の人気があるクレンジングのようです。
低い評価の口コミでは…
上でも書いたのですが、『ウォッシャブルコールドクリーム』の口コミは全体に評価がいい一方で、「乾燥する」「ニキビができやすくなった」などの口コミもちらほら見られます。基本的には健康な肌向けのクレンジングと思うので、敏感肌、ニキビ肌、深刻な乾燥肌の人が試すときは注意してください。
まとめ
ちふれ『ウォッシャブルコールドクリーム』は、毛穴汚れや濃いメイクもしっかり落とせ、水で洗い流しやすく使い勝手のいいクレンジングクリームです。クレンジング機能に特化し、プラスの美容効果はありませんが、コスパの良さもあって肌に合うなら魅力的と思います。
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