お手頃価格のわりに魅力的なクレンジングの多い熊野油脂『Deve(ディブ)』。あのファーマアクトも同メーカーの人気製品です。
『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』『国産馬油&椿油クレンジングオイル』『炭クレンジングジェル』などなど、名前からして「使ってみたいな」って感じさせてくれるラインナップが揃います。
中でも『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』は美容オイルが添加され、クレンジングオイル特有の乾燥や突っ張りの出にくい人気アイテムです。
この記事では、『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』を中心に、ディブのクレンジングの特徴や使用者の口コミ、注意点をまとめました。興味のある方はぜひチェックしてみてください!
Deve(ディブ)のクレンジング概要
油脂化学のノウハウを生かした熊野油脂のスキンケア・ヘアケアのシリーズ。ディブもその中の人気ブランドで、「洗うケア」を中心に様々なクレンジングやシャンプーを展開しています。
油脂メーカーが化粧品を手がけていることも多いですよね。とくに「油汚れを落とす」ことにかけては得意なのでは…と、油脂メーカー系のクレンジングには期待を高めてしまいます。実際に、ディブのクレンジングはプチプラなのに使用感のいいものが多く、口コミでも好意的なコメントが目立ちます。
とくに、『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』は、アマゾンやドラッグストアでも売れ筋クレンジングとして推されていたり、リピーター率の高いディブの人気商品になっています。
熊野油脂には他にも数多くのブランドがあり、ディブ以外には、
- KUMANO COSMETICS
- 四季折々
- セディア
- 麗白
- サロンリンク
- スクリット
- ビューア(BEAUA)
- ファーマアクト(PHARMAACT)
などなど。
どれもプチプラですがなかなか使用感の良いものも多くて、色々と試してみるのが楽しい商品を発売してくれるメーカーです。
『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』の特徴
美容オイル系エモリエント成分が魅力
その名の通りオリーブオイルとアルガンオイルの入ったクレンジングオイル。その他、肌なじみのよいホホバオイルとスクワランも配合され、美容オイルとしても人気があるエモリエント成分のラインナップが魅力です。
オリーブオイルは天然の乳化作用も持つので、クレンジングや石ケンの材料として古くから人気があります。アルガンオイルはモロッコ原産のアルガンツリーから取れるオイルで、肌となじみやすいオレイン酸などを含み、ビタミンEやCも豊富。その抗酸化力のおかげで劣化しづらく「エイジングケアに最適な黄金油」として世界各国で愛されています。
ホホバオイル・スクワランは、どちらも皮脂との組成の近さから肌が受け入れやすく、安定したエモリエント力を発揮してくれる代表のオイル2つです。敏感肌向けやベビーコスメにも多用されます。
クレンジングに配合したときは、洗い流されるものではありますが、クレンジング中の脱脂や水分の蒸発を軽減させ、後のツッパリ感をやわらげる作用が期待されます。
べたつかず使いやすいテクスチャー
このクレンジングには重たいテクスチャーのオイルが使われていないので、べたつかず使いやすいテクスチャーです。サラッとしてはいますが肌やメイクになじませやすく、水での洗い流しもスムーズ。後にツッパリ感は無いけれど、ヌルつかずサッパリ。口コミでもそういう評価が多く見られます。
オイルのわりに高すぎないクレンジング力
これのクレンジング力はミネラルオイルで、本来はかなり高いクレンジング力があるものです。けれど、こちらは水の配合がそこそこ多いのかオイルジェルみたいになっていて、そのおかげでクレンジング力が高すぎず、肌当たりが優しくなっているようです。
と言っても、一般的なメイクを一通り落とせるくらいの力はあります。ウォータープルーフには落ちにくさを感じることがあるかもしれませんが、ミルクや水性ジェルのように弱いクレンジング力というわけではありません。濃くなければアイメイクにも対応はできると思います。
その分、かなりの乾燥肌やメイクのごく薄い人には洗浄力が高く感じる可能性がありますが、エモリエント成分の添加もあり、オイルの中では比較的突っ張りや乾燥の出にくいタイプと思われます。
ボトルがお洒落&ポンプ式で使いやすい
ディブのクレンジングは、全体にボトルがお洒落。クリアカラーのカラフルなボトルに、英語やナチュラルなイラストがシンプルに描かれていて、シリーズでボトルを並べておきたい感じがします。
『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』のカラーはオリーブのイメージで渋いグリーン。そこに控えめなオリーブのイラストと英語が黒のラインで入っています。プチプラのわりになかなかのデザイン性…。一見高級オーガニックコスメ?と思わすようなボトルが好評です。また、ポンプ式で安定感があるので、使いやすさも◎です。
お手頃感に驚き
オリーブオイル&アルガンオイル配合などの特徴や、お洒落なボトルだけを見ると、高級そうなイメージもあります。でも…実際の値段は3ケタ代と驚きのお手頃感です。
アルガンオイルはかなり高価なオイルのはずなので入っている量が少ないんだとは思いますが、普段のお手入れでも数滴とかで使うオイルだし、少量でも入っていると嬉しい。
それに、油脂メーカーだから油系の原料には独自のルートがあるのかな…とか勝手な想像も膨らんだり。お手頃価格だからと言って、品質が悪そうな印象がしないのがリピーター率の高い秘訣かもしれません。
大容量ボトルあり
こちらはプチプラのクレンジングということで、惜しみなく使えるのも魅力です。ノーマルサイズは200mLですが、さらにお得な500mLボトルもあり。大容量ボトルならかなりたっぷり使えます。それでいて値段は1,000円を軽く切るので、肌に合うならコスパは最強のクレンジングです。
香りつき
製品には、やや甘くフルーティのような香ばしいような香りがついています。オイルクレンジングは無香料だと油臭いこともあるので…。この香りは適度で悪くないと個人的には思います。
濡れた手・顔OK
これは多少なら手や顔が濡れていても使え、入浴中のクレンジングがOKです。ただ、元が少し優しめのクレンジング力になっているようなので、濡れた状態だと落ちにくさを感じるかもしれないです。落ちにくいと感じたら乾いた状態でなじませることをお勧めします。
W洗顔推奨
使用後の洗顔が推奨されているタイプです。口コミでは洗顔せずにそのままスキンケアをしているという書き込みもありますが、ある程度油分が残留するので、肌荒れしやすい人やニキビのできやすい人は洗顔料でスッキリ落としてあげた方がいいかなとは思います。
クレンジングの説明書きを見ると、「洗顔をしてください」ではなく、「洗顔をお勧めします」とか、「好みに応じて洗顔をしてください」とか、ふわっとした書き方になっていることも多いですよね。それに関しては、こちらは「洗顔をお勧め」というのがメーカーさんの意向のようです。
お勧めはするけど、断定はしない…。結局は、「自分で肌の状態を見ながら良いと思う方法で使ってね」ってことでしょうか。肌質やメイクの状態などは人それぞれですもんね。
まつエク不可
最近はまつエクOKのクレンジングも増えてきましたが、こちらはとくにまつエクへ配慮されたオイルクレンジングではありません。まつエクの人やアイメイクのかなり濃い人は専用リムーバーの使用をお勧めします。
『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』の配合成分
このクレンジングは配合成分がシンプルです。
- クレンジング成分のメインオイルが1種
- オイルと水をなじませ洗い流しやすくする界面活性剤が1種
- 水性の保湿成分が1種
- 肌表面を守るオイルが1種
- 角質層の乾燥を防ぐエモリエント成分(オリーブオイル・アルガンオイル・ホホバオイル・スクワラン)
- 弱酸性に調整するクエン酸
- 防腐剤
- 香料
なんというか、何が目的なのかわかりやすい成分がシンプルに入っている感じがします。
<全成分>
ミネラルオイル
鉱物由来のオイルを精製した合成オイルです。肌に浸透しないため刺激を与えず、保護オイルとしての力に優れます。サラッとした性質の鉱物油がミネラルオイル、粘り気のある性質の鉱物油がワセリンです。
クレンジング成分としてミネラルオイルを使用したときは、サラッとしたテクスチャーのわりに油性の汚れを溶かせ浮かせる力が高く、優れた洗浄力を発揮します。
イソステアリン酸PEG-8グリセリル
本来なじまない油と水の境界線を無くしてくれる界面活性剤の1つです。オイルと水がなじんでオイルジェルのようになれるのも、メイクとクレンジング剤が水でサッパリ洗い流せるのも界面活性剤の力のおかげで、オイルクレンジングには不可欠な存在です。
その中でも、イソステアリン酸PEG-8グリセリルは皮脂を奪い過ぎず低刺激で、肌への負担の低さが評価されています。ヤシ油など植物油の高級脂肪酸に由来しています。
グリセリン
超・超定番の糖類系保湿成分です。周囲の水分を吸湿し、肌にしっとり感を与えます。
水
オイルクレンジングとは言っても、ある程度の水は配合されていることが多いですが、その量によってクレンジング力が違うのかもしれません。水の量が多いとオイルジェルのような肌当たりになります。
ジメチコン
肌の表面に膜を張り、水分の蒸発や外部刺激を防いでくれるシリコンオイルです。シリコンオイルの中でもジメチコンは代表格。
シリコンは肌の皮膚呼吸を妨げ…のように言われることがありますが、ジメチコンは性状が網目状のため、皮膚呼吸を妨げないことがわかっています。とくにクレンジングとして使うなら洗い流されてしまうので、問題ないと思われます。クレンジング中の摩擦や水分蒸発をやわらげる働きをします。
アルガニアスピノサ核油
アルガンオイルのことです。上で書いたオレイン酸やビタミンEの他、リノール酸やビタミンAや強いポリフェノール類も豊富で、美容オイル・エイジングケアオイルとして人気があります。
オリーブ油
オリーブオイルもオレイン酸が主で、皮脂に近い組成のため肌の角質層になじみ優れたエモリエント効果を発揮します。オリーブオイルがメインになっているクレンジングオイルは肌との相性が分かれやすい一面もありますが、エモリエント成分として少量含まれるならその心配は少なそうです。
ただ、オリーブアレルギーの自覚がある人は注意してください。
ホホバ種子油
サラッとした感触が特徴で、天然のエステルオイルとして肌のバリア機能を助けます。油っぽいギトギト感がなく、植物オイルの中でも低刺激性なオイルの代表です。
スクワラン
スクワランは天然ではありませんが、天然由来のスクワレンから合成される無色のサラッとしたオイルです。
これも肌の皮脂に代わる働きで水分となじむと保護膜をつくって肌を守ります。サメの肝油由来のものと、オリーブなどに由来した植物性スクワランがあります。
クエン酸
化粧品を肌と同じ弱酸性にしたいときのpH調整剤として用いられます。
エチルパラベン
商品の劣化を防ぐための防腐剤です。
香料
香り付けとして使われています。
『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』の使用法と注意点
使用法はシンプル
使用法に関しては至ってシンプル。手に適量を取り、皮脂の多い部分から指先2~4本を使ってクルクルとなじませていきます。皮脂腺のない目元などは乾燥しやすいので最後に回すか、先にリムーバーでサッとふき取っちゃいましょう。
メイクが全体に浮き上がったら、少量の水で顔全体をなでて乳化させるとより洗い流しやすくなります。
その後、体温以下の水~ぬるま湯でよく洗い流します。
保存に注意
製品に使われているオイルは酸化や変質に強いオイルで、防腐処理もされています。ですが、直射日光の当たる場所に置いておくとやはり劣化の可能性があります。また、お風呂場で使うのはOKですが、中に水が入ってしまうと白っぽく濁り、クレンジングとしての機能が低下します。ポンプ式なので普通に置いていれば水が入ることはないと思いますが、ポンプのゆるみなどに注意しましょう。
敏感肌には?
これは特別に敏感肌対応というわけではありませんし、防腐剤パラベンや香料はわずかではありますが含まれています。ですが、選ばれている界面活性剤や成分や口コミなどから見ると、オイルクレンジングとしては比較的肌への刺激が低く使いやすい印象があります。
とは言え、敏感肌の状態はとても個人差が大きいし、特別に敏感肌を意識したクレンジングではないので、敏感肌の人が使うときは事前にパッチテストをするなどで注意してお試ししてください。特定の成分にアレルギーのある人は全成分をチェックしてみてくださいね。
ニキビ肌には?
特別にニキビへの効果が期待できるというものではないです。炎症をおこしているようなニキビが進行中のときは向かないと思います。ですが、ニキビができやすくなったなどの口コミがあまり見られないことから、ニキビのできやすい肌質の人が試すオイルクレンジングとしてはいいのかもしれません。ただ、そのときは油分の残留を考えてW洗顔はした方がいいと思います。
『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』の口コミ評判
この製品は口コミでの評判が良好です。モニターさんからではなく、本当に気に入って愛用している人が多いんだろうな…と思わせるものが多く、そして、むやみにテンション高く持ち上げるでもなく、お手頃価格と使用感の良さのバランスを評価している口コミが中心になっています。高評価のポイントとしては、
- オイルのわりに突っ張らない
- 普通にメイクは落ちるし使用感がいい
- べたつかず使いやすい
- コスパがすごくいい
- 刺激を感じない
- 香りがいい
などです。
高すぎないクレンジング力と、エモリエント成分のラインナップでオイルクレンジング特有のツッパリや乾燥を緩和させ、それなりのクレンジング力は保ち、しかもプチプラ。幅広い人に使いやすそうなオイルクレンジングって感じですよね。
とは言え、もちろん中には合わなかったという口コミもあります。低い評価の口コミでは、メイクが落ちにくい・オイルのわりにクレンジング力が低いという内容がメインです。
ウォータープルーフでも落とせると書いている人もいるので、メイクの状態や使い方によって違うとは思いますが、大手化粧品メーカーが出している見事な落ち方のオイルクレンジングほどの力はないことは確かだと思います。
あと、数は少ないのですが、洗浄力が高すぎと感じる、使い続けると肌荒れしたという口コミも。やはりオイルクレンジングではあるので、メイクがごく薄い人や乾燥のレベルが高くなると厳しい面はあるかもしれません。
それでは、具体的な口コミを要約引用してまとめてみましたので、それらを紹介していきたいと思います。
参考:@コスメ
突っ張らずスベスベ
突っ張らない、べたつかずスベスベになるなどの口コミは多く見られます。保湿性を高めてあるオイルクレンジングは洗い上がりがベタベタしたりして好みが分かれることも多いですが、こちらは全体に好評な感じがします。
他のクレンジングオイルから乗り換え
他のクレンジングオイルと比較し、こちらの方が突っ張らないと書いた口コミもけっこうあります。その分洗浄力も弱まるかもしれませんが、自分のメイクが落とせるなら高過ぎる洗浄力のものは肌の負担ですよね。
他の製品ではで突っ張るという人は試してみる価値があるかもしれません。
コスパ最強
こちらは500MLボトルの使用者の口コミだと思います。たしかにコスパは最強…。べたつかないので頭皮のクレンジングに使ってもいいかもしれないですね。ただ、それ専用のものではないし、地肌の状態は個人差が大きいので、合う合わないはありそうです。
洗い流しがスッキリ
洗い流しやすくスッキリ!という口コミも多いです。オイル自体がサラッとしているし、水で洗い流しやすい。オイルのぬるぬる感が苦手な人にもお勧めです。
悪くはないけど…
オイルのわりには突っ張りや乾燥を感じにくいタイプと思いますが、やはり乾燥の度合いによっては毎日使うと厳しいときもあるのかもしれません。メイクが薄いときはやや濡れた手で使うとクレンジング力が落ちる分乾燥しにくくなります。
クレンジング力がもう少しほしい
上の口コミとは反対に、クレンジング力に物足りなさを感じるという人も。いかにもオイル!って感じでディープな洗い上がりを求める人には少しマイルドすぎる?
使用感には個人差があるので一様には言えないですが、適度なクレンジング力を求める人向きかもしれないですね。乾燥しやすい秋以降にオイルクレンジングを使いたいときは良さそうな感じがします。
Deve(ディブ)のクレンジングまとめ
オリーブオイル・アルガンオイル・ホホバオイル・スクワランと、肌なじみの良い美容オイルが配合されたディブ『オリーブ&アルガンクレンジングオイル』。
シンプルで使用感が良く、価格はお手頃でディブの中でも人気クレンジングとなっています。興味のある方はチェックしてみてください。
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