資生堂の敏感肌用スキンケアラインdプログラムの人気クレンジング『ディープクレンジングオイル』と洗顔フォーム『コンディショニングウォッシュ』。敏感肌の人だけでなく、ホルモンや生活変化の影響で揺らぎやすい女性の揺らぎ肌を考えた処方にこだわっています。
低刺激なのに汚れ落ちはスッキリ。洗い上がりの肌は突っ張らずしっとり。そんな口コミ評価も多く、資生堂ブランドの信頼感もあって人気です。この記事ではその内容や使用感を検証してみたいと思います。
資生堂「dプログラム」とは?
「dプログラム」は、1997年に資生堂が開発した敏感肌専用のコスメブランド。毎日忙しく、ホルモンのバランスにも影響される女性の揺らぎやすい肌を労わるスキンケアを目指しています。
「肌を守るケア」と「美肌を育むケア」の両面にこだわった処方で、バランスケア、アクアケア、モイストケア、エイジングケアの4つのラインが選べます。
そのうちで『ディープクレンジングオイル』は、すべてのタイプに共通のオールスキンアイテム。肌質や年齢に問わず幅広い人に使いやすい低刺激処方になっています。
同じく洗顔フォームも共通アイテムなので、併せて使用するとより低刺激ケアが可能となっています。
dプログラム『ディープクレンジングオイル』
このオイルは、ハイブリッドサフラワー油をメインにしたクレンジングオイル。紅花油を化粧品用として使いやすく改良したもので、優れた安定性と高い洗浄効果と保湿効果を併せ持つのが特徴です。
天然オイルだけのクレンジングオイルはかえって肌の刺激となったり、使用感が重すぎたりすることがありますが、dプログラム『ディープクレンジングオイル』の場合は適度に他の成分も混ぜて刺激性を低め、優れた使用感を実現しています。
それでいて、敏感肌の人では反応しやすいこともあるアルコール、防腐剤パラベン、香料、着色料などはフリー。適度な無添加×適度な化学的化粧品技術の組み合わせで偏らず、幅広い人に使いやすい処方となっています。
- 低刺激で肌に優しいクレンジング効果
- マスカラやアイメイクもしっかり落とす
- 毛穴や肌の溝に入ったファンデーションもオフ
- 洗い上がりの肌に潤いを残す
こんな特徴があります
- 優しくなじませるだけでメイクが浮き上がる処方で肌に負担をかけづらい
- 少しとろみがあるがサラッとした伸びのいいテクスチャー
- すっきりと洗い流しやすい
- 肌質年齢に関わらず使える
- 防腐剤パラベン、アルコール、鉱物油フリー
- 無香料、無着色
- 一般的なグルー使用のまつエクにはOK
こんな方におすすめ!
- 敏感肌や乾燥肌
- メイクは落としたいけど肌への負担をできるだけ抑えたい方
- クレンジング後のツッパリ感や乾燥が気になっている方
注意点
- 「dプログラム」は敏感肌向けコスメですが、すべての人にトラブルがおきないと保証されているものではありません。
- 効果や使用感には個人差があります。
- メイクアップ用品の種類によっては専用リムーバーが必要な場合があります。
- 肌に何らかの異変を感じたら使用を控えましょう。
- オイルの変質を避けるため、保存は常温で直射日光のあたらない場所を選びましょう。
- ディスペンサーを外して使用すると異物が混入する恐れがあるので避けましょう。
ディープクレンジングオイルの成分
ハイブリッドサフラワー油・テトラエチルへキサン酸ペンタエリスリチル・水添ポリデセン・トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル・ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン・ラベンダー油・水・トコフェロール
ハイブリッドサフラワー油
サフラワー油は紅花油のことですが、それをベースに化粧品用としての効果や安全性を高めたものがハイブリッドサフラワー油です。
人間の皮脂に近い構成でオレイン酸を多く含み、お肌の柔軟性を高め保湿性に優れます。メイクや汚れとなじみやすくクレンジング効果も高いですが、そのわりに刺激や乾燥の負担が少ないのが特徴です。
また、抗酸化力のあるビタミンEが非常に多く、酸化しづらいのが嬉しいポイントです。
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル
糖類と脂肪酸を掛け合わせた油性成分です。肌への刺激性が低く、保湿性に優れています。オイルの伸びを良くして使用感を高める働きもあります。
水添ポリデセン
コスメの粘度を調整するための成分。熱や酸化などに強く、変質しにくく肌への安全性が高いとされています。
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
洗浄効果やオイルのなじみを助ける乳化剤の1種です。非イオン性というジャンルに分類されて刺激性が低いのが特徴です。分子量が大きいため肌に入り込んでしまうことがなく、これを配合することで汚れやクレンジング剤が水で綺麗に洗い流しやすくなります。
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン
クレンジング剤の安定性を増し、サラッとなめらかな質感に調整するポリマーの1種です。ポリマー類の中では毒性・皮膚刺激性・アレルギーリスクの低さが特徴とされています。
ラベンダー油
高いリラックス効果が知られるラベンダー油ですが、同時に抗菌・保湿・肌荒れ予防などにも優れた働きがあると言われています。
トコフェノール
抗酸化力の高いビタミンEのことです。成分やクレンジング剤全体の酸化を防ぎ、変質しにくい状態にします。
『ディープクレンジングオイル』使用者の口コミは?
さすがに知名度の高い人気商品ということもあり、口コミはかなり豊富です。その中でも数の多かったamazonレビューと@コスメの口コミ傾向をチェックしてみました。
特に@コスメでは大量の口コミが寄せられていましたが、モニターさんを省いて購入者だけのチェックに絞りました。全体の評価はかなり良いですが、「合わなかった」という低評価の口コミもチラホラ。
高評価な口コミ
低評価な口コミ
私が使用した感想
私自身も敏感肌なので、dプログラムも一通り試したことがあります。個人的には、「たしかに良い」という感じでした。とくに、このクレンジングはオイルとはいえベタつかず、伸びがよくてスルスルなじむので肌への負担が少ないです。
最近は美容成分の浸透性を売りにしたクレンジングも多く、それはそれで魅力的なのですが、肌が敏感に傾いている時期にはその「浸透」がかえって刺激になる場合もあったため、純粋に「メイク落ち・肌に浸透し過ぎず水できちんと洗い流せること・肌への負担を軽減すること・潤いを奪い過ぎないこと・変質しにくいこと」にこだわったこのクレンジングはとても使いやすかったです。
基本に忠実で、さすが資生堂って印象でした。ただ、口コミを見ているとやはり相性はあるようなので、初めてのお試しの際には肌の目立たない部分で使用感をチェックしてみると安心と思います。
dプログラムの洗顔フォーム『コンディショニングウォッシュ』
もっちりとしたフワフワの泡で優しく洗顔♪敏感肌向けスキンケア、資生堂dプログラム『コンディションニングウォッシュ』は、「荒れ肌がツルツルになる」「ニキビが落ち着いた」「敏感な肌が安定する」と口コミで評価されているアイテムです。
特別な有効成分が入っているわけではありませんが、「肌に負担を与えず不要な汚れはしっかり落とす」という洗顔フォームの基礎効果の高さが魅力です。オールスキンタイプなので、乾燥、混合、ニキビ、脂性と様々な肌タイプに使えます。
dプログラムは敏感肌専門のスキンケアブランドだけあって、一番評価されているのは「肌への低刺激と洗顔効果が両立していること」です。
私も使っていた時期がありますが、たしかにとっても優しい洗い心地。少量でモコモコなめらかクリーミーな泡が立つし、肌を優しく洗いたいときには持ってこいです。洗い流した後も肌はしっとりとしていました。
肌にできるだけ刺激を与えず、不要なものはきちんと落とす。それはすべての肌トラブル対策の基本と思いますが、この洗顔料はそんな基礎の効果をしっかり押さえてくれている感じです。その結果として、肌荒れ、ニキビ、毛穴、肌のざらつきのトラブルなどがおさまっていく…dプログラムの『コンディショニングウォッシュ』はそんな洗顔フォームという印象です。
一口に敏感肌と言っても状態は様々なので、残念ながら肌質に合わないケースはありそうです。ただ、敏感肌で洗顔に悩んだときには、試してみる価値はある商品かなと感じます。
『コンディショニングウォッシュ』の成分
敏感肌の人が洗顔料を選ぶ際には成分も気になりますよね。dプログラム『コンディショニングウォッシュ』の成分は以下の通りです。
全成分
成分を見てみると、たしかにとても肌には低刺激の処方になっているようです。
ミリスチン酸は、石けん素地の材料として使われるヤシ油などに由来した脂肪酸で、肌への低刺激さが特徴です。ステアリン酸やパルミチン酸とともに、泡立ちのよい優しい洗浄効果を助けます。
ココアンホ酢酸Naは、洗浄成分の中で一番刺激性が低いと言われる両イオン性に分類されます。肌への保湿性もあり、敏感な肌を優しく守ります。ベビーソープをはじめ、敏感肌やアトピー肌用の低刺激性のスキンケアアイテムによく利用されています。
両イオン性の洗浄成分は、肌への優しさ、保湿性、汚れ落ちともに優れた作用がありますが、難点は原料費が高価なことです。ココアンホ酢酸Naなどが含まれる洗顔料やボディソープは全体に価格が高くなってしまいます。
そのため、もっと安価な洗浄成分でも問題なく肌が荒れない人にとっては、「高級なわりに大した違いを感じない」「可もなく不可もなく」のような評価になりやすいかもしれません。
『コンディショニングウォッシュ』使用者の口コミ
派手さがないものの口コミ評価は高い洗顔料です。@コスメなどから具体的な効果や使用感の参考になりそうな口コミをピックアップしてみました。全体に多い声は、以下となっています。
- 低刺激なのに汚れはきちんと落としてくれる
- ニキビや吹き出物が落ち着いた
- 肌荒れが安定した
- ざらつきが無くなった
- 乾燥しなくなった
- トラブルが減って肌全体が安定した
- 少量でクリーミーな泡が立つ
印象としては、「値段のわりに可もなく不可もなく」という声が多いようです。安価な洗顔フォームを使っても特別なトラブルがおきない肌質なら、この洗顔料の価値はかえって感じないかもしれません。
反対に、敏感肌の人が「これなら!」という期待をこめて購入したものの、やっぱり刺激を感じてしまう、乾燥してしまうという口コミもありました。
ニキビが出ずツルツルの肌に
肌のざらつきが減ってきた
肌の炎症が落ち着いてきた
ひたいのニキビが気にならなくなった
吹き出物が減った
鼻のざらつきが無くなった
荒れた頬がしっとりツルツルに
敏感なときも肌トラブルがおこらない
コメドが減った
弱った肌が改善した
ニキビへの効果が実感できた
荒れ肌のときにもしみない
洗浄力が強すぎず、少量で濃厚な泡が立つので泡で包み込むようにして優しく洗えます。荒れている肌にも本当に低刺激で安心です」(20代前半 乾燥肌)
洗顔後の肌が乾燥しない
粉吹きがしっとりすべすべに
肌がしっとり落ち着いてきた
毛穴の汚れも落ちるけどしっとり
大人ニキビが出なくなっている気がする
資生堂dプログラム『ディープクレンジングオイル』と洗顔『コンディショニングウォッシュ』まとめ
資生堂dプログラムの『ディープクレンジングオイル』と『コンディショニングウォッシュ』は、特別に目立った成分が入っているわけではありませんが、優しい洗浄効果で肌に刺激を与えず泡洗顔がしたいときには重宝するアイテムです。敏感肌の方におすすめと言えそうです。
攻めの美容より守りの美容の効果が高く、肌に負担を与えたくないとき、肌が不安定なときにはその良さを改めて感じる人が多いようです。
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