ハリつやのある大人肌を目指すスキンケアライン、カネボウDEW。
カネボウは1981年からヒアルロン酸の効果に注目し、その研究から「ハリ保湿」への処方が進化を続けてきました。初期のエイジングサインが気になり始める20代後半~30代を中心に、40代・50代の愛用者もいる人気ラインです。
そんなカネボウDEWのクレンジングとは? 2つ(オイルとクリーム)の口コミを比較しながら特徴をご紹介します。
カネボウDEWのクレンジング
DEWのクレンジングは、2018年現在クリームクレンジングの『DEW クレンジングクリーム』とオイルクレンジングの『DEW クレンジングオイル』があります。シンプルでわかりやすい名前でいいですね。
どちらも肌の潤いを奪い過ぎないことに重点が置かれ、不要なメイクを綺麗に落としながら肌を守る処方になっています。クリームの方は油膜感がそう多くなく、「独特のしっとり感がお気に入り」という口コミがよく見られます。オイルの方にもややとろみがあり、保湿成分多めで乾燥させにくい工夫がされています。
元々はクリームクレンジングの方がDEWの定番で、保湿性が高いわりにべたつかないテクスチャー。ふき取りも洗い流しもできる両用タイプです。色んな機能がついているというより、肌の潤いを守りながらメイクや細かな汚れをしっかり落とすことがメイン。クリームクレンジングの王道という感じの製品です。
乾燥が気になる人にはクリームタイプが好評で、クリームクレンジングはたしかに肌がしっとりとして、クレンジング力もそれなりにあって魅力的なんですが…しっかりメイクをしていたり忙しかったりすると、なじませるのが少し手間に感じることもありますよね。
とくに夏場はウォータープルーフアイテムを使うことも多く、皮脂も出やすく、クリームが少し重く不便に思えることも。
そんなときには素早く使えるオイルクレンジングが便利です。『DEWクレンジングオイル』は濡れた手でも使えるタイプ。シャワーのついでにクレンジングを済ませたい人にも嬉しい作りです。
グリーンフローラルの香り
DEWのスキンケアアイテムは全体に香りつきですが、ラインを通して共通の香りはクレンジングも同じです。クリームクレンジングもオイルクレンジングもほのかで爽やかなグリーンフローラルの香りになっています。
DEWのシリーズは「5感」にこだわったスキンケアラインだそうで、成分の効果だけでなく、香り、質感、デザイン性などすべてが女性らしさを演出するようになっています。
女性は5感が敏感な人が多いので、好きな香りや気持ちの良い感触のものでスキンケアをするとホルモンのバランスが整ったり、精神的なリラックス効果があったりすると言われます。香り付きが嫌いじゃないなら、クレンジングに好きな香りを取り入れるのもおススメです。
敏感肌への対応は?
『DEW クレンジングクリーム』と『DEW クレンジングオイル』の口コミでは、肌への刺激を感じたなどの口コミはとくに目立たず、比較的肌に優しい使用感になっているようです。敏感肌の人で高評価をあげている口コミもあります。
ただ、特別に敏感肌やアレルギー肌に配慮した製品というわけではなく、比較的安定した状態のときに使うのが向いているかなと思います。肌との相性には個人差があるので、敏感肌の人が初めて使うときは注意してお試ししてください。
まつエクへの使用は?
DEWやカネボウの公式情報では、まつエクの使用については何も触れられていません。最近はまつエクOKのオイルクレンジングもけっこう登場してきていますが、何も書いていないなら使わない方が安心そうですね。
クリームの方もベースがミネラルオイルだし、なじませやすさの面でもまつエクには使いにくそうです。口コミでもまつエクについて触れているものは見られませんでした。まつエク中の方は専用リムーバーの併用が良さそうです。
W洗顔は?
クレンジング後の洗顔ですが、DEWのクレンジングはどちらも後に洗顔することが前提になっているようです。
DEWの洗顔料
DEWのクレンジング後の洗顔は他ブランドの製品でももちろんOKですが、DEWのハリツヤスキンケアの感覚を味わいたいなら、DEWの洗顔との併用もおススメです。DEWの洗顔料は、サッパリしつつもしっとり洗い上がるクリームソープです。
高級脂肪酸をベースにカネボウお得意のヒアルロン酸なども含まれ、洗顔料としての機能は保ちながら乾燥を防ぎ、化粧水や美容液が浸透しやすいクリアな素肌にリセットします。クリームクレンジングと組み合わせるとしっとり、オイルクレンジングと組み合わせても乾燥感がでないように保湿性が高めてあります。
『DEW クレンジングクリーム』
主な特徴
- クリームタイプ
- チューブ式
- 乾いた手で使う
- 洗い流し/ふき取り両用
- グリーンフローラルの香り
- パラベンフリー
- 通常価格:2,500円(税抜)
『DEW クレンジングクリームは元々クリームが基本だったようです。クリームのわりにべたつかず、それでいてしっとりの洗い上がりに高い評価がついています。
クリームクレンジングって、かなりのベタつきというかヌルヌルとした油膜感が残るものもありますよね。それはそれで乾燥肌がひどかったりすると良い使用感ですが、その油膜感が苦手という人も。その点『DEW クレンジングクリーム』は比較的べたつかず、しっとりとした洗い上がりに人気が集まっています。
同じカネボウでもsuisaiのクリームクレンジングの方がこってり系のよう。イメージとしてはDEWの方がこってりしてそうなんですが…反対なんですね。でも、suisaiの方もクリームクレンジングは人気があって、こってりが嫌いじゃなければそちらもおススメです。
クレンジング剤の基礎と言えば、元はクリームクレンジングですよね。昔からずっと生き残っているクレンジングはふき取りもできるクリームクレンジングが多いです。それなりのクレンジング力と、肌への優しさのバランスが一番ちょうどいいのはクリームかな?って感じがします。
でも、オイルやジェルに比べるとなじませるのに少し時間がかかり、水でサッパリ!というわけにはいかず、利便性からだんだんクレンジングのメインはオイルやジェルに移りましたが、最近またクリームに帰る人が多いそうです。とくに乾燥肌の人には嬉しい使い心地ですよね。
夏場やしっかりメイクのときや手早く済ませたいときはオイル、冬場や乾燥の気になるとき、ゆったりクレンジングがしたいときはクリームと分けている人も多いようです。
DEWのクレンジングクリームはミネラルオイルがベースで、クレンジング力は比較的しっかりしています。けれど肌のしっとり感を奪わないような数種のエステルオイルもブレンドされ、いらないメイクや汚れはきちんと落としつつ、肌を守り乾燥を防ぐ工夫がされています。
その甲斐あってか、口コミでも突っ張り感の無さやしっとりした洗い上がりに対して好意的なコメントが多いようです。チューブ式だし、ふき取りもできるし、なじみの良さもクリームのわりにはそこそこと、使いやすさを評価する口コミも見られます。
『DEW クレンジングクリーム』の口コミ
実際に使った方の口コミを見てみると、上で書いたように「独特のしっとり感がいい」「クリームのわりに油膜感が少ない」などの評価がけっこう多いです。効果や使用感の参考に口コミをいくつかピックアップしてみました。(※口コミサイトやレビューから要約引用しています。使用感には個人差があるのでご了承ください)
油膜感のないクリーム
肌への負担が少ない
クリームのメリットは、クリームの厚みで肌にクッションが置けることっていうのもありますよね。伸ばしにくいテクスチャーのものになるとかえって肌が引っ張られちゃったりすることもありますが、こちらは伸びの良いやわらかなクリームです。
ただ、量が少なすぎたり、指を素早く動かしたりすると上手くなじまず肌に負担がかかることもあるので注意しましょう。指にあまり力を入れず、皮脂の多い部分から始めるとより伸ばしやすくなります。
乾燥が改善
乾燥が気になるときはクリームクレンジングがおススメです。ミルクもいいですが、元々オイルクレンジングだった人がミルクに変えるとクレンジング力が物足りなく感じるかも…。
クリームなら油分の配合が多くてクレンジング力がそれなりにキープされている製品が多いし、エモリエント性が高い油分が使われていると乾燥対策にもなります。『DEW クレンジングオイルには、肌となじみやすいエステル系オイルもブレンドされ、保湿成分も多めに含まれているようです。
毛穴の黒ずみや開きに
同じクリームクレンジングでも、なじみの速さはそれぞれですよね。口コミによると『DEW クレンジングクリーム』のなじみスピードは中間くらい?という印象です。毛穴には、オイルのようにスルスルと汚れを浮かす力はありませんが、乾燥やダメージで開いた毛穴にも刺激になりにくく、ていねいになじませることで汚れをしっかりと落とします。
全体に満足
『DEW クレンジングクリーム』は、派手な特徴とかは特別無いんですが、ノーマルで幅広い人に使いやすそうな感じです。クリームクレンジングが初めてって人にもいいかも?と思います。
香り付きが苦手・無香料派なら向きませんが、それほど強い香りではないので比較的「この香りは嫌!」って人は少ないかな?と個人的には思います。DEWのアイテムは共通の香料が使われているようなので、テスターのあるアイテムがお店にあれば嗅いでみるのもいいかもしれません。
日常用のクレンジングとして
こちらの口コミでは「メイクが落ちやすい」というコメントが多かったですが、メイクの状態によって感じ方は違ってきそうですね。しっかりメイクを素早く落とすならやはりオイルクレンジングが強いので、メイクの状態によって使い分けるのが良さそうです。
普段はメイクが薄いのにクレンジング力の高いオイルをずっと使うと肌の負担になってしまうときも。メイク状態が日によって変わる人はクレンジングもそれに合わせると美肌力が高くなると思います。
メイク残りでニキビが?
クレンジング力の感じ方には個人差があり、クリームは使用感がマイルドな分だけ完全なオイルクレンジングよりは弱い面もあるので、メイクの状態によっては不足を感じることはあると思います。メイクの濃さ・薄さだけでなく、使っているメイクアップ用品の原料との相性や肌状態・肌や手の温度・使用環境などによってもクレンジング力は変化するそうです。
メイクがなかなか落ちない
クリームクレンジングって、たまに、「あれ、なんでこんなになじまないの?」ってときがありますよね。使用法のポイントとしては、乾いた手で使うこと、たっぷり目の量を使うこと、手や顔が冷えているときは少し温めること、クリームが硬いと感じるときは少し手でやわらげてから伸ばすこと、ある程度なじんだら少量のぬるま湯を加えて乳化させること…などが言われていますが、たまにどうしてもなじまないときがあったりします。肌やメイクとの相性もあるようなので、自分の使いやすいクリームを探してみてください。
使用方法
- 使用目安は直径約2.5㎝程度。少し多めに感じる量の方が効果的です。
- 乾いた手に適量を取り、指先を使って優しくメイクとなじませていきます。
- 汚れが浮き上がると指が軽くなります
- その後、流水の水~ぬるま湯で十分に洗い流すか、やわらかなティッシュなどで肌をこすらないようにふき取ります。
- 洗い流すときは、洗い流す前に少量の水で全体をなでるようにすると、すっきり洗い流しやすくなります。
全成分
ミネラルオイル/水/DPG/ステアリン酸PEG-6ソルビタン/ポリソルベート60/イソノナン酸イソノニル/トリエチルヘキサノイン/パルミチン酸セチル/ミツロウ/ステアリン酸/ステアリン酸グリセリル/ステアロイルグルタミン酸Na/ジメチコン/トリベヘニン/ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)/香料/BG/EDTA-2Na/アセチルグルコサミン/メチルセリン/アルゲエキス/ヒアルロン酸Na/フェノキシエタノール
『DEW クレンジングオイル』
主な特徴
- オイルタイプ
- ポンプ式
- 濡れた手・顔でも使える
- グリーンフローラルの香り
- パラベンフリー
クリームタイプが苦手という人や、皮脂の多い人、メイクがしっかりしている人にはこちらのクレンジングオイルが人気です。
『DEW クレンジングオイル』はややとろみのあるオイルで、濡れた手でも使え肌になじませやすいタイプ。口コミでの評判は?というと、なかなか好評のようです。
オイルのベースはクレンジング力の高いミネラルオイルと肌なじみの良いエステルオイルの組み合わせで、水で素早く洗い流せるように低刺激性の界面活性剤が混合されています。それだけだとかなりしっかりとした洗浄力になりそうですが、洗浄力が高くなりすぎないような処方にしてあるそうで、比較的使用感は優しめになっているようです。保湿成分もプラスされています。乾燥肌の人から「突っ張らない」という口コミもありました。
ただ、メイクが薄かったり乾燥の程度が強いと突っ張りを感じる可能性はあるかもしれません。強い乾燥肌でメイクも薄いなら、クリームタイプの方が使いやすいと思います。
オイルの方は、比較的皮脂量のある人、夏場の皮脂が多いとき、しっかりしたメイクをしているときなんかに使いやすそうです。濡れた手でも使えるタイプなので、シャワーついでに入浴中にクレンジングをしたい人にもオイルタイプが人気のようです。
オイルクレンジングが苦手でなければ、肌状態やメイク状態に合わせ、クリームとオイルを使い分けてみるのもいいかもしれませんね。
『DEW クレンジングオイル』使用者の口コミ
効果も使用感も◎
『DEWクレンジングオイル』もクリームの方と同じで香り付きです。その香りが好きな人には癒し効果もあって嬉しいところですね。香りのリラックス効果はあなどれないと思います。と言っても、クレンジングとしての効果あってこそのものですが…『DEW クレンジングオイル』はその面もなかなか好評のようです。
クリームよりオイルがお気に入り
クレンジングの使用感は好みが分かれますよね。クリームはたしかにしっとりとした洗い上がりが魅力なんですが、素早いクレンジングに向かなかったり、洗い上がりにすっきりを求める人には合わなかったり。オイルクレンジングの方でとくに突っ張りや刺激を感じないなら、便利さやスッキリ感ではオイルの方が上と思います。
洗い上がりスベスベ
脂性肌の人にはクリームよりオイルの方が使いやすそう…と思います。私自身が超乾燥肌なので脂性肌の人の感覚はわからないのですが、洗い上がりがスベスベっていいですね。気持ちが良さそう。脂性肌でさらにメイクもしっかりしているなら、オイルクレンジングの方が汚れも確実に落とせそうです。
メイク落ちはいいけれど…
オイルクレンジングはメイクが落としやすいことが一番の魅力です。『DEW クレンジングオイル』はメイク落ちの良さを評価されていて、「ウォータープルーフもいける」と書いた口コミもありましたが、メイク用品との相性はあるのかもしれません。
もう少しサラッとした方が好み
オイルクレンジングのテクスチャーは、とろみ系とサラサラ系に分かれますね。とろみ系は液だれせず肌全体に伸ばしやすく、毛穴汚れやアイメイクをくるくるしやすいのがメリットかな?と思います。でも、これは完全に好みの問題ですね。『DEW クレンジングオイル』はとろみ系が好きな人に向いていそうです。
使用方法
- 使用量の目安は3プッシュです。
- 濡れた手でも使えますが、水分が多いときは軽くふき取りましょう。手に取ったら指先で優しく顔全体になじませます
- メイクとなじみ汚れが浮き上がったら、水~ぬるま湯でよく洗い流します
全成分
ミネラルオイル/イソノナン酸イソノニル/ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル/イソステアリン酸ポリグリセリル-2/トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル/トリエチルヘキサノイン/(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル/水/ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)/香料/アセチルグルコサミン/ヒアルロン酸Na/メチルセリン/BG/アルゲエキス
カネボウDEWのクレンジングまとめ
カネボウDEWのクレンジングはクリームとオイルの2タイプ。クリームクレンジングの方はしっとり洗い上げたいときや乾燥が気になるときに。
オイルクレンジングの方は素早くしっかりメイクを落としたいときや、皮脂が多めのときに。どちらも香り付きなので、香りを取り入れたスキンケアが好きな人におススメです。
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