セラミド新生を促すライスパワーNo.11。そんなお米の美容力を生かしたコーセー『米肌(MAIHADA)』は、しっとりモチ肌を目指す肌潤シリーズと、透き通ったキメ細やかな肌を目指す澄肌シリーズがあります。
どちらも基礎はまずクレンジングから。不要なものをしっかり落としてこそ、ライスパワーの力も十分に発揮されるはずです。
そんな米肌からは2タイプがリリースされていて、しっとり系の『肌潤クレンジングクリーム』と、すっきり澄んだ肌に洗い上げる『澄肌クレンジングオイル』があります。その2つの使用感はどうなっているのでしょうか?両方の口コミを比較し、それぞれの特徴を探ってみました。
コーセー『米肌』のクレンジングは2タイプ
コーセー米肌は、ライスパワーNO.11の力を生かした米発酵エキス系の人気ラインです。ライスパワーNO.11と言えば…肌のキメやバリア機能のカギを握るセラミド産生を促す成分として有名です。
肌本来のセラミド産生を促せると認められたのはライスパワーNO.11だけ。即効性は期待できない分だけ肌質の根本改善が期待され、乾燥、キメの荒れ、敏感、くすみなどに悩む人にとってはまさに期待の新成分として話題になりましたよね。
それは一時期のブームで終わらず、今もライスパワーNO.11系のスキンケアシリーズはどれも人気があります。コーセー米肌もその1つですが、色んな面でクセがなく気持ちのいい使用感で、価格もそこそこ。個人的には一番使いやすかったです。最初使ったときは、ただしっとりじゃなく、モチモチ・すべすべっとする肌の感触が印象的でした。
そんな米肌のクレンジングは?というと、しっとり感重視のクリームタイプと、クレンジング力重視のオイルタイプの2種類があります。
肌潤クレンジングクリーム
保湿ラインの肌潤シリーズで、かなりしっとり系。とくに乾燥肌の人におすすめです。
澄肌クレンジングオイル
オイルは美白ラインの澄肌シリーズです。オイルですがまつエクOK・濡れた手OKで便利さも魅力です。皮脂の多い人やメイクの濃い人に好評ですが、比較的保湿力もキープされていて乾燥肌の人から好評の口コミも。
この2つにライスパワーNO.11は含まれているかというと、含まれてはいません。というか…含んでいたらもったいないですよね。即効性の期待できる成分ではないのに、すぐに洗い流すものに配合してしまったら…。しかも高級なのに。その代わり、どちらもコメヌカ油由来の保湿成分が配合されています。
ライスパワーNO.11は期待の成分ですが、せっかくの成分を使う前にはお肌をしっかりリセットしたいもの。でも、乾燥やダメージはできるだけ避けたい。でも安心して下さい。どちらも使用感の優しさが口コミでは評価されていますよ。
特徴は違うので好みや相性は分かれますが、季節や状態で使い分けるのもおすすめです。それぞれの特徴や口コミの比較をしているのでチェックしてみてください。
肌潤クレンジングクリーム
しっとり感を高めたい・肌のキメを整えたい・ふっくらモチ肌を目指したい人に。なめらかなクリームで肌を労わり、潤いをキープしながら汚れやメイクをしっかり落とします。
全成分
ミネラルオイル/水/BG/グリセリン/ワセリン/セテアリルアルコール/トリエチルヘキサノイン/PEG-40水添ヒマシ油/グリコシルトレハロース/ダイズ発酵エキス/トコフェロール/ビフィズス菌発酵エキス/PEG-10水添ヒマシ油/(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー/エタノール/オレイン酸フィトステリル/カルボマー/コメヌカ油/ジメチコン/ステアリン酸グリセリル/ステアロイルメチルタウリンNa/ベヘニルアルコール/ラウリン酸ポリグリセリル-10/加水分解水添デンプン/水酸化Na/乳酸Na/フェノキシエタノール/メチルパラベン/安息香酸Na
肌潤クレンジングクリームはこんな人におすすめです!
- 乾燥が気になる人
- もっちりしっとりの洗い上がりを好む人
- 肌のくすみが気になる人
- 毛穴の目立ちが気になる人
- 肌が硬い、ごわごわしているという人
主な特徴
- クリームタイプ
- ふきとり・洗い流し両用
- 無香料・無着色
- 120g(約1~1.5ヵ月分)
- 1,800円(税抜)
肌の潤いを守る保湿成分がたっぷり入っていて、なんとうるおい成分は65%の配合となっています。実際に使ってみても「たしかにたっぷりだわ」と納得したくなる使用感でした。
お米由来の保湿成分や、発酵の力を生かしたビフィズス菌発酵エキス、大豆発酵エキス、肌の天然保湿因子にもなっている乳酸Na、安定した保湿力のグリセリンやグリコシルトレハロース。それぞれ特徴の違う保湿成分が混合されているので、肌から水分が逃げないように保湿のベールをつくり、ダメージを軽減してくれます。
そのベールには「うるおいベール処方」と名前がついていますが、その力は洗い流した後も続きます。洗顔後でもお肌が何となくしっとり。化粧水を加えるとさらにしっとり…しっとりの相乗効果です。
クリームはやわらか目ですが適度な弾力があり、肌をこすらずメイクや肌の汚れをしっかり浮かして絡め取り。クレンジング力もそれなりにあります。ふき取り・洗い流し両用タイプで、どちらでもOKです。
その後は洗顔が必要ですが、しっとり感を持続させたいなら同じ米肌のクリーム洗顔料との併用もおすすめです。W洗顔は乾燥してしまうという人にも使いやすいかなと思います。
肌潤クレンジングクリームの使用方法
- 適量目安はさくらんぼ粒くらいです。少なすぎると肌をこすってしまうので注意しましょう。
- 適量を乾いた手に取り、指先で顔の内側から外側に向かいクルクルとマッサージしながらメイクとなじませます。毛穴が気になる小鼻周辺などはやや念入りに。
- メイクとクリームがなじんでやわらかくなったらふき取りor洗い流しをします。
- ふき取りの場合は柔らかなティッシュで汚れをふき取ります。肌をこすらないように優しくオフしましょう。
- 洗い流しの場合はぬるま湯で十分に洗い流します。
- クレンジング後は洗顔料で洗顔をしましょう。
肌潤クレンジングクリーム使用者の口コミ
では実際に使った人はどんな口コミをあげているでしょうか?口コミサイトなどから、比較的多く見られた口コミを要約引用してまとめてみました。(※使用感には個人差があるのでご了承ください)
毛穴の目立ちに◎
乾燥毛穴が気になる人には保湿性の高いクリームタイプがおすすめです。乾燥が下地になって皮脂の多い人にも。実は、これは私自身も実感したことがあります。混合肌で毛穴が大きいですが他は超乾燥肌。鼻だけ脂が多くてすぐ毛穴が黒くなったり…。でも、こちらはなかなか良かったです。
敏感肌ですが刺激を感じず使えたのと、乾燥しなかったのが好印象で、鼻の毛穴も状態がマシになってきて好印象でした。相性はあるかと思いますが、乾燥・混合の方で毛穴が気になる方は試してみてください。
モチモチの使用感に満足
高評価の口コミに多いのは、「肌がモチモチになる」というコメントでした。引用した口コミは20代の人になっていますが、40代~50代の人からも似たような口コミがあがっていました。年齢を問わず、乾燥ぎみの人に好評のようです。
「目元に残りやすい」のマイナスコメントの方も共通で、しっとり感があるだけ皮膚の薄い部分や細かなところに残りやすい傾向があります。W洗顔をすると綺麗に落ちますが、最後は残ってないかチェックした方がいいかもしれませんね。
肌のザラつきや毛穴の汚れにも
どのブランドの製品であっても、クリームタイプはていねいになじませるのがポイントです。気の短い人には少し手間に感じることもあるかもしれませんが、慣れてくるとクリームのなじんでいく感じが病みつきになることも。
毛穴やザラつきの気になる部位も力を入れず、ていねいに優しくクルクルすると汚れが綺麗に落ちて気持ちがいいです。
肌に刺激がなく良い使用感
米肌の肌潤シリーズのクリームは、口コミでも評価の高いアイテムです。私も最初お試しで使ったとき、クリームが一番に気に入りました。べたつかずスベスベとするのに保湿力が高くて、濃厚なクリームは肌に合わないことの多い私にも使えて嬉しかったです。クリームが気に入り、クリームクレンジングも試したい…の流れも同じです(笑)
洗い流し・ふき取り両用ですが、べたつきが気になる人はティッシュオフしてから流すという口コミがいくつかありました。私は水洗いだけの方が好きですが、色んな使い方が選択できるのはいいなと思います。自分に合った方法を探してみてくださいね。
すすいだ後がしっとり
すすいだ後がしっとり。このクリームは本当にしっとりという感じがしました。色んなクリームタイプがありますが、個人的にもかなり好きな方の使用感です。テクスチャーが粘っこくなくて、伸ばしやすいのも良いと思います。
肌潤のシリーズは、洗顔もクリーム洗顔です。そちらはトライアルセットにもセットされています。乾燥が気になる方は、米肌のスキンケアをラインで試してみるのも良さそうですね。
なじませるのに時間がかかる
上にも書いたのですが、クリームの難点は素早いメイク落としには向かないことですね。とくに普段オイルを使っていると、クリームは使い勝手が悪く感じるかもしれません。乾燥がさほど気にならない人なら、素早くなじむ『澄肌クレンジングオイル』の方が向いているかもと思います。
ヌルヌル感が気になる
低い評価の中心は、「油膜感やヌルヌルが気になる」「サッパリ感がない」という口コミでした。保湿力やしっとり感が高い分だけ…人によってはそう感じることがあると思います。
サッパリ系を求める人にはあまり向かないと思われます。とくに夏場は使いづらいことがあるかもしれないですね。
澄肌クレンジングオイル
米肌の美白ライン澄肌シリーズからは、オイルタイプで発売されています。
全成分
ミネラルオイル/イソステアリン酸PEG-8グリセリル/エチルヘキサン酸セチル/シクロメチコン/水/コメ胚芽油/トコフェロール/モルティエレラ油/オレイン酸オレイル/グリセリン/スクワラン/水添ポリイソブテン/フェノキシエタノール
主な特徴
- オイルタイプ
- 濡れた手でも使える
- まつエクOK(シアノアクリレート系成分のグルーのみ)
- 無香料・無着色
- アルコール・パラベンフリー
- 150ml(約1.6~2.5ヵ月分)
- 1,800円(税抜)
オイルですがまつエクOK・濡れた手OK。ウォータープルーフにも対応します。ツルっとした透明感のある肌を目指したい人、素早くメイクを落としたい人におすすめです。
クレンジング力重視のため、落ちにくいしっかりメイク、酸化皮脂、古い角層、毛穴の汚れなど、くすみの原因となる不要なものをスッキリ落とせます。
肌潤クレンジングクリームよりサッパリと汚れを落としやすいのが特徴で、メイクが濃い人や皮脂汚れが出やすい人にはこちらの方が使いやすいと思います。クリームタイプよりなじみが速く、サラッとしていて洗い流しも簡単でサッパリ感があります。
オイルはクリームより刺激にはなりやすいですが、これは膜を張る性質のオイルも配合されていて、肌に摩擦やオイルの刺激が直接いかないクッションの役割をしてくれます。
保湿性のあるスクワラン、グリセリン、オレイン酸オレイルなどで潤いも奪いすぎず、古い角質などをやわらげる米胚芽油や発酵オイルのモルティエレラ油、肌荒れ予防や抗酸化力のビタミンEなども配合されています。
澄肌クレンジングオイルの使用方法
- 適量目安はポンプ2~3回押し分です
- 濡れた手でも使えますが、クレンジング力を重視したいときは乾いた手がおすすめです。水気は軽くふき取りましょう
- 手に適量を取り、指先で優しく顔の内側から外側に向かって、くるくるとメイクになじませていきます。
- 全体になじんだらぬるま湯の流水で十分に洗い流します。
澄肌クレンジングオイルの使用者の口コミ
これ1本で乾燥せずしっかり落とせる
「透明でサラっとしたオイルです。メイクは濃い方ではないので、ポイントメイク落としを使わなくてもこれ1本で落とせます。洗顔後にコットンで化粧水を滑らしても汚れはつきません。しっかり落とせているようです。
そのおかげかニキビが落ち着いてきました。乾燥もしやすいのでオイルは不安だったんですが、肌診断でも乾燥はしていなくて安心しました」(20代後半 敏感肌)
クリームタイプ方に比べ、こちらはクレンジング力を評価する口コミが多くなっています。どこまでのメイクが落とせるかは個人差もあると思いますが、基本的なメイクならこれ1本で一通り落とせるという口コミが多いようです。
オイルのわりには「乾燥しにくい」の口コミもけっこう見られます。乾燥の度合いが強くなるとオイルは厳しいかもしれませんが、でもその中では比較的潤いを奪わない方ではと思います。
メイク落ちに不満なし
なんといってもメイクが綺麗に落とせることが一番大切な効果ですよね。上の口コミでもありましたが、メイクが残留すると肌荒れやニキビの原因になってしまうことも。
刺激・突っ張り・乾燥を感じず、自分のメイクをきちんと落とせ、価格も許容範囲のものを見つけるのはけっこう難しいこともありますが、この製品は色んな面で適度な感じがします。
肌がしっとりやわらかに
オイルタイプでも上手く肌に合うと洗い上がりがしっとりやわらかになりますよね。こちらのオイルはエモリエント性の高いオイルも混合されていたり、グリセリンやスクワランなども配合して保湿性は高めてあります。
毛穴の汚れも素早く落とせる
毛穴の汚れやメイクの浮きや洗い流しが速くていいという口コミも見られました。スピーディーさを求めるなら、だんぜんオイルタイプが優勢です。
オイルだと肌の負担になりやすいとも言われますが、メイクがしっかりしていたり皮脂汚れが多かったりする場合は、マイルドなミルクやクリームで長時間クルクルやってあげくに落としきれていない?となるより、素早くスッキリ落とせるオイルを使う方が肌負担が減らせる面もありそうです。
価格がちょうどいい
「安すぎず高すぎずのオイルを探してたどり着きました。米肌は青の方(肌潤シリーズ)の化粧水とクリームを使ってますが、クレンジングはオイルの方が好きでした。
乾燥肌ではあるけどクリームが苦手で…。これは乾燥もしないしメイクも素早く落とせる。プチプラのオイルだとたいてい乾燥するんですが、こちらはよかったです。持ちも悪くないしコスパ的にも満足でした」(30代前半 乾燥肌)
澄肌シリーズですが、もちろん肌潤シリーズと合わせても使えます。乾燥の状態が強くて乾燥肌をなんとかしたいときはクリームタイプの方がおすすめですが、
そこまでじゃなければ、こちらの方でも乾燥しにくいと感じる人はけっこういるようです。価格はどちらも同じで1,800円+税。使用量によりますが、約1.6カ月~2.5カ月分になっていて、持ちはオイルの方がいいかなと思います。
ポイントメイクが落としきれないことが
「1本でクレンジングが済む」の口コミも多い一方、これだけでは落としきれないという口コミもあります。メイク用品との相性はあるかもしれません。とくにお風呂場で使うと少し弱まる可能性があると思います。
澄肌シリーズのラインに入っていますが、絶対にこれじゃないとってほど特徴的なものではないと思うので、物足りない場合は他のラインで試してみるのがいいかもしれませんね。
特別感がない
口コミは好意的なものが多くて、幅広い人に使いやすそうな印象です。その分、「普通」って評価になったときには、もうちょっと安い製品とあまり変わらないかな?って思うかもしれないですね。肌が普通肌ならとくにそう感じるかも…。クレンジングによって肌が影響されやすい肌の人の方が違いを実感しやすいかもしれません。
コーセー『米肌』のクレンジングまとめ
ライスパワーNO.11を使ったコーセーの人気ライン『米肌(MAIHADA)』のクレンジングは2タイプ。しっとり&もっちり感が人気のクリームと、使いやすさが人気のオイルから選べます。
使用感から判断すると、皮脂の多い夏はオイル、秋になったらクリームと分けて使うのがおすすめです。
米肌はクレンジングをメインとしたスキンケアではありませんので、ぜひシリーズを通して全体的な使用感を試してみてください。
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