ミルククレンジングの中で、口コミ人気も高いパラドゥ『ミルククレンジング』。人気の理由は、ミルクのわりに高いクレンジング力、しっとり感、W洗顔不要・濡れた手でも使える、まつエクもOKなどの便利さにあるようです。
ミルククレンジング最大のネックは、クレンジング力の低さですが…その弱点を克服した『ミルククレンジング』とは?具体的な口コミも見ながら、製品の特徴をチェックしてみたいと思います。
より良いクレンジング選びの参考になれば幸いです。
パラドゥ『ミルククレンジング』製品概要
- ミルククレンジング
- W洗顔不要
- まつエクOK
- 濡れた手でも使える
- 天然精油の香り
- 無着色、アルコールフリー
- 120g/ 1,296円(税込)
肌当たりの優しいミルクタイプ
パラドゥのスキンケアクレンジングは、肌当たりの優しいミルクタイプのクレンジング剤です。ミルククレンジングは、水をベースにオイル成分を混合させてあります。水の配合量が多いので、オイルによる刺激は低く肌当たりがマイルドです。
オイルによって肌の皮脂まで奪われるリスクが低く、乾燥傾向の強い肌に使いやすいのが特徴です。保湿成分もたっぷり含まれるミルククレンジングなら、さらに乾燥肌には嬉しい使い心地になります。
その分、クレンジング力も弱くなりがちなのがミルクタイプのデメリット。でも、パラドゥのスキンケアクレンジングは、ミルクのわりに洗浄力の高さを評価する口コミが多いようです。
洗浄力を高めるアクアカプセル処方
パラドゥのスキンケアクレンジングのキャッチコピーは「こんな落ちるミルクは初めて!」。その源は、洗浄力を高めるための「アクアカプセル処方」にポイントがあるようで…。メイクや汚れを水が包み込めるような配合にし、水性寄りのミルクのわりに高い洗浄力を実現しているようです。
そんなアクアカプセル処方を主に支えているのは、PEG-7グリセリンココエートという界面活性剤です。保湿成分としてもおなじみのグリセリンに、ヤシ油由来の脂肪酸を加えて作る安全性の高いタイプで、肌への刺激が少ない非イオン系(ノニオン系)という種類に分類されています。
界面活性剤の働きは、本来なじまない水と油の境界線を無くし、混じりやすくすることです。この力により、油性のメイクや皮脂が水で簡単に洗い流せるようになります。
保湿成分配合
ミルクのわりに高い洗浄力を持つと言われるパラドゥのスキンケアクレンジングですが、洗浄力を高めると、乾燥しやすくなる一面も。それをカバーするために、保湿成分が充実して配合されているようです。
ベースは、水+グリセリン。プラスの保湿成分には、MCキトサン、BG、ヒアルロン酸Naなどが使用されています。MCキトサンはヒアルロン酸の約1.7倍の保湿力があり、皮膚表面に保護膜を形成し、肌への刺激や水分の蒸発を防ぐと言われる成分です。クレンジングによる肌への刺激や乾燥を緩和させる働きが期待されます。
グリセリン、BG、ヒアルロン酸Naは、どれも低刺激性が高く認められる糖類系の保湿成分です。
『ミルククレンジング』が向いている肌質や年代は?
色々な口コミを見ると、高評価の口コミは20代~30代・乾燥傾向のある人に多く見られるようです。若い人が多いのは、元々はコンビニコスメだったからっていうのもあるかもしれないですね。
製品の特徴からすると、肌に合うなら40代以降で使用しても問題はないと思われます。よく似たつくりのカバーマークのクレンジングミルクには40代以降の愛用者もかなり多いようで、洗い上がりがしっとりという評価がよく見られます。
ただ、乾燥肌のレベルがかなり強くなると、洗浄力が高めてある分乾燥感の出ることはありそうです。敏感肌の人も、その程度や状態によって合う合わないが分かれているようです。
また、脂性肌、毛穴詰まりのおこりやすい混合肌の人からは、毛穴汚れを落とす力が弱いという指摘を受けていることが多いようです。ミルククレンジングということで、毛穴の頑固な詰まりなどを浮かせ落とす力はオイルクレンジングに負けてしまうと思います。
オイルクレンジングばかりだと肌への刺激が気になり、でも、毛穴詰まりにもしっかり対応したい人は、オイルとミルクを周期的に入れ替えたり、ちょうど間に位置するクリームタイプで洗浄力の高い製品を選ぶといいかもしれません。
『ミルククレンジング』は日常使いにおすすめ!
パラドゥのスキンケアクレンジングは、日常使いのクレンジングとしておススメです。洗浄力は高くなっているというものの、ミルクなのでかなりのバッチリメイクは落としにくいと思われます。
また、毛穴へ長年頑固に詰まった汚れにまで対応できるタイプではないため、ディープクレンジング目的には不向きと思います。
この製品に限ったことではないですが、ミルククレンジングは、日常使いのクレンジングに向いています。かなり洗浄力の高いオイルクレンジングやディープクレンジングのできるタイプの製品を毎日使うのは肌の負担が気になるというときや、普段は濃いメイクをあまりしないという人には、ミルククレンジングが好評です。
ただ、バッチリメイクをしたときや、毛穴が詰まりやすくなっているときは、ミルククレンジングだけでは対応が難しいときも。そんなときのために、洗浄力のさらに高いタイプもミニタイプなんかで備えておくと便利です。
濡れた手で使える
クレンジング力がオイル成分に偏っている場合、濡れた手で使うと洗浄力がかなり弱まってしまいます。けれど、こちらのクレンジングは水性寄りでクレンジング力の中心が界面活性剤にあるため、多少手が濡れていてもクレンジング力があまり低下しません。
水の力によって汚れを洗い流す性質が強いので、乾いた状態でだけメイクを浮かそうとするより、全体になじんだら軽く水を加えて乳化をした方が落ちやすくなるようです。ただ、最初から激しく濡れた手で使うと上手くなじまないので、ある程度なじんだ後に少し水を加えるか、軽く濡れた手の状態で使う方がいいと思います。
また、なじませた段階ではメイクが残って見えても、水~ぬるま湯で洗い流すときにメイクが落ちる性質が強いので、オイルクレンジングの感覚で浮くまでメイクが浮くまでムキになってクルクルすると、肌の負担になりやすいようです。「メイクは浮きにくいけど、水(ぬるま湯)で流すとサッパリ落ちた」という口コミも多く見られます。
まつエクOK
パラドゥの公式サイトの情報によると、こちらはまつエク使用がOKになっています。一般的にまつエクグルーが弱いとされるミネラルオイルは含まれているものの、配合量がかなり低いため問題にならないようです。
ただ、特殊なグルーについてはわからないので、その場合はサロンに確認してみてください。
天然精油のほのかな香り
こちらのクレンジングは香り付き。天然精油のベルガモット、アトラスシーダー、ノバラ、オニサルビア、オレンジ、ニオイテンジクアオイ、レモン果皮、ローマカミツレ花、パルマローザが配合されています。
あまり強い香りではなく、ほのかな柑橘系と感じ、好印象を持つ人が多いようです。とくにアロマ系の香りが好きな人には好評で、香りによる癒し効果も期待できます。
シンプルなプッシュ式のボトル
クレンジング剤は、ボトルの使いやすさなども口コミではよく評価されています。パラドゥのスキンケアクレンジングは、プッシュ式のボトルで使いやすさは高評価です。デザインも白が基調でシンプルなので、インテリアの邪魔にもなりにくいのが好評のようです。
やや濃い目のテクスチャー
一口にミルククレンジングと言ってもテクスチャーは様々ですが、こちらはやや濃い目のテクスチャーです。口コミでは、「もっちりなミルク」「ミルクと言ってもオイルっぽい感じがする」「濃いけど伸びやすい」などの評価をされていました。
濡れた手で使うとき、やわらかすぎるミルクはボタボタ垂れたりする不便もありますが、濃いめのテクスチャーだと使いやすいと感じる人が多いようです。
たっぷり目に使うのがポイント
ミルクタイプのクレンジングは、「少し多いかな?」くらいのたっぷり目の量で使うことがポイントです。肌への摩擦が軽減され、メイクがスッキリと落ちやすくなります。とくに、ラメの入ったメイクアップ用品を使っているときは、多めの使用をおススメします。
パラドゥ『ミルククレンジング』使用者の口コミ
こちらでは、実際にパラドゥのスキンケアクレンジングを使用した方の色々な口コミから、製品の特徴をより具体的にチェックしてみたいと思います。(※口コミは口コミサイトや商品レビューから要約引用しています。使用感には個人差があるのでご了承ください)
まずは、高い評価の口コミから、パラドゥスキンケアクレンジングのメリットを見てみました。
洗浄力・保湿力・価格に満足
製品による使用感の差が大きくなりやすいミルククレンジング。オイルクレンジングの刺激や乾燥が気になるときはミルクがいいかな…と思っても、クレンジング力が不足だったり、使用感がイマイチだったり、値段が高すぎたり。
自分が「これ!」と思えるものは意外と少ないですが、パラドゥのミルククレンジングはそのバランスが良いと感じる人は多いようです。
洗浄力が高く洗い上がりはしっとり
「よく落ちるミルク」がうたい文句なだけあって、ミルクのわりに洗浄力が高いと評価する口コミは多いです。
「アイメイクも落ちる」と書いている人が意外にたくさんいます。落としやすくするポイントは、焦ってゴシゴシとせず、優しくなじませ、浮いてくるのを少し待つ気持ちで…というコメントがありました。
ミルクやクリームのタイプは、なじませるのに少し時間がかかるのが難点。その面ではオイルに叶いませんが、使い方のコツをつかむとあまり不便には感じないようです。
ただ、落ちにくいアイメイクもあると思うので、その場合はポイントリムーバーを使う方がかえって肌に優しいかもしれません。
カバーマークのクレンジングミルクと似ている
この口コミもけっこう見られました。カバーマークのクレンジングミルクと言えば、人気の色んなランキングや美容雑誌でも取り上げられて人気がありますよね。実際に配合成分を比べてみると、たしかにとてもよく似ています。あちらの方が価格は高いので、こちらで十分と感じるならお得な感じがします。
ちなみに、@コスメの人気ランキングでは、ミルククレンジングの1位がカバーマーク、3位がパラドゥになっています。(2018年7月6日現在)
オイルクレンジングでの肌荒れが落ち着いた
「最近オイルクレンジングが合わなくなって肌荒れがひどく、オイルからミルクタイプに変えようと思ってこちらを購入。メイクは落ちるし保湿力も高いし値段もお手頃。肌も荒れていません。リピートします」(40代 乾燥肌)
オイルクレンジングで肌荒れがひどくなった場合は、洗浄力が高すぎたり、オイルの刺激で肌が負けてしまったりということが考えられます。そんなときは、マイルドな作用のミルククレンジングは使いやすいですよね。オイルクレンジングからの乗り換えでこちらを選んだという口コミも多く見られました。
ただ、こちらのクレンジングは、肌荒れ対策や敏感肌対応に特別な配慮をした製品ではないため、肌荒れの原因によっては合わない可能性もあります。お肌が敏感な人や肌荒れをおこしている人が使うときは、慎重にお試しをしてください。
まつエクが抜けない
こちらは、一般的なまつエクへの使用はOKで、まつエクにも使いやすいという口コミが多いです。ミルククレンジングで「アイメイクも落とせる」という口コミが多いのはめずらしい気がします。
ただ、やはり「アイメイクは落としにくい」という口コミもあるので、個人差は大きいかと思います。落としにくいときは専用リムーバーの使用をおススメします。
香りが好き
「柑橘系のいい香りがかなり好きです。クレンジングをするたびに香りで癒されています。メイクは元々薄化粧だからか、十分に落ちているし、洗い上がりも突っ張りません」(30代 乾燥肌)
アロマの香りや柑橘系の香りが好きな方にはパラドゥのスキンケアクレンジングはおススメです。天然精油の優しい香りで、ベルガモット、オレンジ、レモンの柑橘系と、ノバラやニオイテンジクアオイなどのフローラル系がミックスされています。
好きな香りは脳を刺激し、ホルモンや免疫力の働きにも関わると言われているので、自分が心地よいと感じる香りも美肌づくりの1つになりそうですよね。
高評価の口コミでは、
- ミルクのわりにクレンジング力が高い
- 洗い上がりがしっとりする
- 価格とのバランスが良い
- 濡れた手で使えるのが便利
- まつエクに使いやすい
- 香りが良い
などのコメントが多いようです。
次は、高評価と低評価の混じった中間の口コミから、メリット・デメリットの両面を見てました。
使用感はいいけど乾燥が気になる
濡れた手でも使えるからお風呂のときに便利です。でも、うるおいは…私には少し乾燥する。クレンジング後はすぐにスキンケアをしないと突っ張る感じがします」(30代 敏感肌)
洗い上がりのしっとり感を評価する口コミも多い一方、「乾燥する」「肌が突っ張る」の口コミも見られます。ミルクとはいえクレンジング力が高い分、肌の乾燥の度合いが高くなると洗い上がりに乾燥を感じることはあるかもしれません。
どちらにしても、クレンジング後は必ず肌は乾燥しやすい状態にはなっているため、乾燥を感じない場合でもすぐにスキンケアをし、十分な保湿ケアはしてあげた方がいいと思います。
乾燥の強い人で、この製品では乾燥を感じるというときは、敏感肌向けのミルククレンジングや、もう少し保湿性を強化したタイプのミルククレンジングの方が向いているかもしれません。ミルククレンジングの中で比べると、特別に保湿性や低刺激性を重視した製品というより、洗浄力を高める方に重点が置かれた製品という印象がします。
W洗顔なしでは不安
「W洗顔不要」のクレンジング剤は、界面活性剤の働きで水でサッパリ洗い流しやすい仕組みになっています。ただ、これもメイクや肌質との相性で様々で、皮脂の多い人はメイクと皮脂が結びつくことで密着度が高くなったり、表面のぬめりが気になったりすることが多いようです。
また、こちらのクレンジングには、保護力や保湿性を高めるために皮膜性の高い成分が配合されていて、人によっては「サッパリしない」と感じることがあると思います。その場合は、W洗顔での使用をおススメしますが、できるだけマイルドな洗顔料を使う方が肌の負担は軽くなります。
毛穴が詰まる?
ミルククレンジングは、毛穴の汚れ落ちに関してはどうしても弱くなりがちです。これも毛穴の状態によって様々で、毛穴の機能が活発な人なら表面の汚れをスッキリ落とす働きで十分ですが、毛穴にファンデーションが落ちやすかったり、毛穴周りが硬くなって詰まりやすくなっているような状態だと、ミルククレンジングだけでは不足なときがあるかもしれません。
その場合は、毛穴だけオイルクレンジングを使ったり、詰まりが気になるタイミングでディープクレンジングを行ったり、毛穴汚れを吸着するクレイ洗顔や美顔器を活用してみたり…と、肌状態に合わせたケアがおススメです。
パラドゥのスキンケアクレンジングの口コミは、全体には高評価のものが多いようです。ただ、ミルククレンジングということもあり、連続使用や濃いメイクが続くと毛穴詰まりが気になったり、反対に、ミルクのわりにクレンジング力が高い分だけ、乾燥・敏感傾向の強い人には乾燥感が出たり…と、肌質や状態によって合う合わないが出やすい傾向がある感じです。
最後は、低評価の口コミから、使用の注意点を見てみました。
肌に合わなかった
ミルククレンジングは、他のタイプに比べると肌への負担が低いと言われています。ただ、洗浄力が高いタイプは、合わないと感じる人の割合は増えるかもしれないです。
また、かなりの敏感肌になると、天然精油の成分に弱い場合もあるようです。こちらは、ミルクタイプでマイルドな処方になっているものの、特別に敏感肌向けの製品というわけではなく、成分との相性には個人差が大きいので、肌に合わないと感じたときは使用を控えましょう。
ニキビが発生した
最初は刺激を感じなかったのに、しばらくしてから肌荒れやニキビが気になってきた場合、クレンジング不足が原因として考えられるかもしれません。クレンジング自体の洗浄力が自分のメイクに対し不足している場合や、クレンジングの使用の仕方が上手く合っていなくて、部分的にメイクが残ってしまっている場合など、色んなパターンがあると思います。
クレンジングで絶対不可欠な条件は、メイクをきちんと落とせることです。とくに小鼻のあたりや肌の細かいシワの部分にはメイクが残っていることがあるので、たまに綿棒などにふき取り化粧水をつけ、ちゃんと落ちているかどうかをチェックしてみるのもおススメです。
ミルククレンジングは使用感が優しいメリットがありますが、その分メイクや皮脂の状態によっては落としきれないことも。最近ニキビが増えてきた?と感じたときは、普段のクレンジングや洗顔でメイクや汚れがしっかり落ちているかを確認してみるといいかもしれません。
最初は合っていたクレンジングでも、肌の状態は季節・体調・年齢・生活の変化・ホルモンの周期などでも日々変化していると言われます。肌に何かの変化が見られたときは、スキンケアも変化するタイミングかもしれないですね。
パラドゥのスキンケアクレンジング『ミルククレンジング』まとめ
パラドゥのスキンケアクレンジング『ミルククレンジング』の概要や口コミから、その傾向をまとめてみました。
特別な機能を持たしたクレンジングではありませんが、ミルクのわりに落ちやすいと感じる人が多いようで、使い勝手の良さが人気につながっているようです。
肌やメイクとの相性さえ良ければ、日常使いのミルククレンジングとして使いやすそうです。