発酵の力を生かしたスキンケアが人気のSK-II。高価ながら根強いファンが多いロングセラーブランドですよね。
ラインでそろえるのは難しくても、何か1つアイテムを取り入れてみたい。そんなときはクレンジングを試してみるのも。合わないクレンジングのままで高価な美容液を使うより、良質なクレンジングを選ぶ方が美肌力は高くなったりもします。
SK-IIのクレンジングとは?全3アイテムの特徴・選び方・口コミなどをまとめてみました!
SK-IIのクレンジングの特徴
ブランドに設定されたクレンジングって、他のアイテムは特徴的なのに「クレンジングは普通じゃん…」ってときがありますよね。セラミド高配合が売りのラインなのにクレンジングはセラミド無配合で普通のオイルクレンジングだったり。
全クレンジングに独自発酵成分ピテラ配合
ではSK-IIはというと、クレンジングの全商品に独自発酵成分のピテラが配合され、ちゃんとSK-IIとしての特徴を持ったクレンジングに仕上がっています。
SK-IIの効果の源になるピテラは、特別な酵母を使った発酵過程で生み出されるSK-II独自の成分。人間の肌に元々存在する天然保湿因子も含み、複数のビタミン、ミネラル、アミノ酸類などの有用成分をたっぷりと持ちます。
ピテラとクレンジングの関係
クレンジングのときは、一時的に肌のバリア機能が低下します。天然保湿因子を十分にたくわえたお肌はバリア機能も高いためクレンジングによる乾燥や突っ張りもおこりにくいですが、天然保湿因子が不足しバリア機能の低下したお肌には厳しい面があります。
そのため、乾燥や突っ張りを感じやすい肌や、クレンジングによる負担をできるだけ軽減させたときは、天然保湿因子なども配合しバリア機能に配慮したクレンジング・洗顔がおすすめ。
SK-IIのクレンジングは、天然保湿因子を含んだピテラの力とともに、バリア機能をサポートする成分を合わせ、肌への負担をできるだけおさえながらメイクや角栓などはしっかり落とす処方に特徴があります。
SK-IIのクレンジングはこんなときにおすすめ
クレンジングを変えてみたい。そう思うときは肌の変化を感じたり、現在のクレンジングの使い心地がイマイチだったり、もっと効果的で自分に合うクレンジングはないの?と積極的に求めたりしているときが多いですよね。
とくにそんな深い意味もなく、急に違うクレンジングが気になることもありますが。それもきっと、肌からの何かのサインです。
SK-IIのクレンジングは、どれもお値段がそれなり。けして「安い」とは言えない価格帯です。けれどリピーターも多いところを見ると、値段なりの価値を感じられるポイントもあるってことと思います。
肌との相性があるので、高級品=自分の美をより引き出してくれるとは限りませんが、SK-IIは「肌本来の力を呼び覚ます」がコンセプトになったスキンケアライン。独自成分ピテラの力も、肌本来にも存在する有用成分を多く含み、肌そのものがよみがえっていく手助けをするところに魅力があります。
そんなSK-IIのクレンジングは、
- 肌の力をさまたげる不要なものはしっかり落とすこと
- 肌本来が自らを守るバリア機能はできるだけ守ること
- ただメイクを落とすだけではなく、使うことで肌のサポートができる内容であること
にこだわってつくられているそうです。
自分本来の肌の力。大切にしたいですよね。肌の機能が丈夫だと安価なプチプラクレンジングでも全然OKだったりするのですが、肌が揺らぎやすい人や乾燥・突っ張りの出やすい人・毛穴が詰まりやすい人・年齢による変化が気になる人、より高いレベルで自分の肌の美を追求してみたいなどの人は、根強い人気のSK-IIを試してみるのもいいかもしれません。
SK-IIのクレンジングのラインナップ
SK-IIのクレンジングは全部で3つ。オイル、オイルジェル、クリームの3タイプがあります。
オイルはクレンジング力が優秀
クレンジング力や毛穴詰まりが気になる人、皮脂の分泌が活発な人には『フェイシャル トリートメント クレンジング オイル』が人気。高いクレンジング力を持ちながら、ピテラやトリートメント成分の配合で肌への負担をカバー。洗浄力の高さのわりにトリートメント力もあり、突っ張りや乾燥を感じにくいと口コミ評価も上々のようです。
保湿をさらに重視したいならジェルかクリームを
乾燥が気になる、保湿力を重視したい、オイルクレンジングは苦手という人には、『フェイシャル トリートメント クレンジング ジェル』か『フェイシャル トリートメント ジェントル クレンジング クリーム』がおすすめ。
ジェルの方はオイル使用のオイルジェルタイプで、なじませることでオイルがクレンジング力を発揮し、適度なエモリエント性が肌の乾燥や突っ張りをしっかりとカバーします。
クリームの方はスクワラン使用で重すぎない使用感。肌になじむスクワランや水性保湿成分も多く配合され、乾燥の気になる肌もふっくらと洗い上げてくれます。肌への優しさや保湿力を重視したい人に人気のタイプです。もちろん、SK-II独自の発酵成分ピテラは3つ共通で配合されています。
ジェルとクリームはふき取りもOK
ジェルとクリームはふき取りも洗い流しもできる兼用タイプ。クレンジングは部屋で済ましたい人や、テレビを見ながらゆったり使いたい人にも向いています。両用タイプは色んな使い方ができるのが嬉しいですよね。
ただ、3つとも乾いた手で使う系列のため、残念ながらお風呂場での使用は向きません。あと、マツエク使用はどれも推奨されていないので、マツエクの人はポイントメイク落としが必要です。
下で各商品の特徴や口コミをさらに詳しくまとめているので、よかったらチェックしてみてくださいね。
SK-IIの洗顔
SK-IIのクレンジングはどれもW洗顔推奨です。セット使いがしてみたい人は、洗顔料もチェックしてみましょう。
SK-IIの洗顔料はシリーズ共通で1種類。『フェイシャルトリートメント クレンザー』です。
SK2 (エスケーツー)フェイシャル トリートメント クレンザー
こちらはモコモコの泡が立つようなタイプではないですが、ピテラの発酵パワーも加わってシュワシュワした使用感。お肌の古い角質やメイク残りなどもすっきり落とし、スキンケア後のようなしっとりなめらかな肌へ仕上げます。
ピテラの他、肌荒れ予防の薬草成分(グリチルリチン酸2k)や、肌をやわらかくし古い角質にアプローチするセイヨウシロヤナギ樹皮エキスなども配合されています。
洗浄成分はアミノ酸に由来し、肌に優しい使い心地。洗い過ぎず、不要なものはきちんと落とす。そんな洗顔の基礎をおさえた処方になっています。
もちろん手持ちの洗顔料と合わせてクレンジングのみを選んでも全然OKですが、SK-IIならではのピテラの力を実感にてみたいときや、クレンジングはいいのに洗顔が突っ張るというときは、セットで試してみるのもおすすめです。
SK-II『フェイシャル トリートメント クレンジング オイル』
高い洗浄力をトリートメント成分がカバー。濃いメイクや毛穴汚れをスッキリと落としながら肌のキメを整え、べたつかずしっとりとした状態に洗い上げます。
仕様
- タイプ:オイル
- 対応メイク:並~濃い
- 保湿力:並
- W洗顔:推奨
- 乾いた手で使う
- マツエク不可
角栓や毛穴汚れが気になる人におすすめ
このクレンジングオイルは角栓や毛穴汚れもしっかり浮かせる力を持ちます。洗浄力が高めなので、皮脂の多い混合肌や脂性肌、メイクの濃い人、夏場などの利用におすすめです。
ポイントメイクもスッキリ
洗浄力高めということで、もちろんメイクもスッキリ。マスカラやウォータープルーフの口紅などにも対応しています。濃いメイクをサッと落としたい人にもおすすめです。
洗浄力は高くても突っ張らない
オイルクレンジングで洗浄力が高くなると、気になるのは肌の突っ張りや乾燥ですよね。そこはさすがSK-II。口コミを見ると、「洗浄力は高いけど突っ張らない」「すっきりするけど肌はしっとり」などの評価が多いです。
肌をしっとり整えるためにSK-II独自成分やリンゴ種子エキスなどのトリートメント成分がプラスされたオイルになっています。
ただ、皮脂の少ない人や乾燥の強い人、乾燥の季節などには「突っ張る」「ここまでの洗浄力は必要ないかも…」などの書き込みもあるので、乾燥の強いときは避けた方が良さそうですね。メイクの薄い人なら、保湿力が高くマイルドなクリームの方がいいかもしれません。
適度なとろみとサラサラ感が心地いい
テクスチャーはサラサラ系。肌になじみやすい程度の適度なとろみはついていますが、オイルの重たさがなく、肌の上でスルスルと伸びて心地のいい使用感です。
皮脂が多いなら朝の使用も
このクレンジングオイルは、皮脂が多い人なら朝の使用もすすめられています。皮脂の出やすい人は夜間にもかなりの皮脂分泌があるので、洗顔料だけでは脂汚れが落ち切らないことも。そんなときは、スキンケアの浸透を高めるためにも朝クレンジングを試してみましょう。肌のバリア機能が正常で、皮脂多めの人に向いている使用法です。
使い方
- 手や顔は乾いた状態で使いましょう。
- 使用目安は3~5プッシュ。手に取ったら顔の中心部から外に向かってすばやくなじませていきます。小鼻や毛穴汚れが目立つところは少し丁寧に。指先を使って優しくくるくるとマッサージするようにします。
- 全体になじんだら水~ぬるま湯で洗い流します。
『フェイシャル トリートメント クレンジング オイル』使用者の口コミ
角栓がよく取れる!
このクレンジングの口コミでは、角栓がよく取れると書いているものがけっこうあります。洗浄力高めのタイプなので、毛穴詰まりやメイク残りが気になるときにおすすめです。
メイクはしっかり落ちるのに肌しっとり
洗浄力が高いオイルだと肌が乾燥しやすいですが、乾燥や突っ張りを感じないと書いている人が多いのはさすがSK-IIって感じがします。
肌がスベスベ
年齢問わず、皮脂多めの人・クレンジング力も重視したい人には高評価が多いようです。洗浄力にこだわりたいけど、肌への影響も考えたいというときに試してみたいオイルですね。
合わないという口コミでは…
洗浄力のわりに乾燥しにくいとはいえ、やはりオイルクレンジング。乾燥傾向が強くなると厳しい面があると思うので、そのときはジェルやクリームを選びましょう。
SK-II『フェイシャル トリートメント クレンジング ジェル』
乾燥が気になるお肌におすすめ。オイルの力が入ったなめらかなジェルクレンジング。メイクとともに乾燥の気になる肌の汚れを落とし、しっとりとツヤのある状態に整えます。
仕様
- タイプ:オイルジェル
- 対応メイク:薄め~やや濃い
- 保湿力:高い
- W洗顔:推奨
- 乾いた手で使う
- 洗い流し・ふき取り兼用
- マツエク不可
トリートメント成分がたっぷり入ったオイルジェル
オイルクレンジングでは乾燥するという人や、保湿力を重視したいという人にはこちらがおすすめ。ジェルと言ってもオイルが多く含まれますが、エモリエント性の高いオイルやトリートメント成分がたっぷり入っているので肌を乾燥させず、優しくメイクや肌の汚れを取り除いてくれます。
SK-II共通のピテラの他、肌を刺激から守り水分を強力に維持するマリンフェンネルなども配合されています。
洗い上がりしっとり
ジェルとはいえクリームに近いつくりのこちらは、洗い上がりに適度な油分と保湿力が残りお肌がしっとり。サッパリとしたジェルが好きな人には向かないと思いますが、保湿を重視したいときにはおすすめです。
使い方
- 手や顔は乾いた状態で使います。
- 使用目安はマスカット粒大。適量を手に取った後、ひたい、両頬、あごに分けて置きます。
- 顔の中心から外側に向かって全体へ指の腹で優しく伸ばします。肌をこすらないよう注意!
- 小鼻や毛穴の汚れがとくに目立つところは丁寧に。指先を使ってくるくるマッサージするようにすべらします。
- テクスチャーがスムーズになって全体によくなじんだら、水~ぬるま湯で洗い流します。やわらかなティッシュペーパーなどでふき取ってもOKです。
『フェイシャル トリートメント クレンジング ジェル』使用者の口コミ
乾燥せずメイクが綺麗に落ちる
ジェルクレンジングは物によって使用感が大きく異なり、界面活性剤の働きが中心になっているとオイルクレンジング以上に肌を乾燥させやすいタイプもありますよね。このジェルはオイル使用でクリームに近い構成なので、乾燥肌の人にも使いやすいジェルです。
肌の変化を感じた
化粧水やクリームなどのアイテム以上に肌に影響しやすいクレンジングや洗顔。自分の肌状態に合ったクレンジングを使うことで肌の変化は感じられると思います。とくにトラブルのおきやすい肌ほど変化は感じやすいですよね。こちらは突っ張りや乾燥が気になるときに試してみたいクレンジングです。
小ジワが目立たなく
オイルタイプで乾燥を感じるようになり、こちらに移ってくる人も多いようです。
合わないという口コミでは…
オイルジェルという性質上、好みが分かれやすいようで、みずみずしい感じのジェルや、スッキリとした洗い上がりを求める人には不評の声も。「ジェル」と聞くとサッパリ・みずみずしい感じのイメージがありますもんね。そういうジェルを求める人には不向きなタイプのようです。
SK-II『フェイシャル トリートメント ジェントル クレンジング クリーム』
肌への優しさ&保湿重視、使用感の軽いクリームを使いたい人におすすめ。オイル分にはスクワランを使用し、ピテラ他保湿成分もたっぷり。優しい使用感でお肌を労わりながらクレンジングができるクリームです。
仕様
- タイプ:クリーム
- 対応メイク:薄め~並
- 保湿力:高い
- W洗顔:推奨
- 乾いた手で使う
- 洗い流し・ふき取り兼用
- マツエク不可
スクワラン使用でふっくら肌へ
このクリームのオイル分はエモリエント性の低刺激オイルとスクワラン。スクワランは人間の自然な皮脂に近い組成で、べたつかず肌なじみがよく、低刺激性なのが特徴です。
そんなスクワランが使用されたクリームはベタベタとした重さがなく、メイクとなじめばなめらかなオイル状になってクリーム特有のこってり感はあまり感じさせません。水分の配合も多いため肌へのマイルドさはシリーズ中これが一番です。スクワランなどのエモリエント力でふっくらとした肌に仕上げてくれるクリームです。
乾燥肌の人や、インナードライ混合肌、肌のしぼみや小ジワの気になる人、メイクの薄い人、肌への優しさを重視したい人などにおすすめです。
トリートメント成分たっぷり
クレンジング力の中心になるオイル分自体が低刺激でエモリエント性が高いうえ、ピテラや保湿成分などのトリートメント成分もたっぷり。使用のポイントは、クリームがやわらかなオイル状になるまではゆっくり肌になじませること。冬場などクリームが硬く感じるときは手でやわらげるようにすると、乾燥肌やデリケートな肌にも使いやすい使用感になります。
ただ、その分クレンジング力もマイルド。メイクの濃い人はなじませるのに時間がかかったり、不足を感じたりするかもしれません。
使い方
- 手や顔は乾いた状態で。使用目安はマスカット粒大です。
- 目安量を手に取ったら、ひたい、両頬、あごに分けてのせます。
- 指の腹を使い、顔の中心から外へ向かって大きく円を描くようになじませていきます。指の力を抜いて優しくすべらしましょう。
- メイクとよくなじませ、毛穴汚れの気になる部分は指先でマッサージをするように。
- 全体によくなじませられたら水~ぬるま湯で洗い流します。ティッシュペーパーややわらかなコットンなどでのふき取りもできます。
『フェイシャル トリートメント ジェントル クレンジング クリーム』使用者の口コミ
肌もっちり
クリームクレンジングの魅力、肌のもっちりな仕上がり。とくにスクワランは表面をべたつかさず、肌になじんで角層をふっくらさせるのが得意なオイルです。
インナードライのテカリが改善
インナードライによる皮脂には、オイルクレンジングはNGと言われます。保湿性のあるクリームタイプがおすすめ。とくにこのクリームは水性系の保湿成分もたっぷり入っていて、肌となじみやすいスクワラン配合なので、インナードライの人にも使いやすいと思います。
優しい使い心地
使い心地の優しさでは、3つのうちこのクリームが一番かなと思います。低刺激で使いやすいという口コミも多いようです。ただ、特別に敏感肌対応のクレンジングというわけではないので、敏感肌の人は注意してお試ししてくださいね。
合わないという口コミでは…
肌への優しさを重視している分だけ、クレンジング力も優し目に。クリームは元々なじませるのに少し時間がかかるので、時間に余裕のある人向けです。メイクの濃い人や肌質が並の人にはオイルクレンジングの方が使いやすいと思います。
まとめ
発酵の力で肌本来の力を呼び覚ますSK-IIのスキンケア。クレンジングにも独自発酵成分ピテラがしっかり含まれ、洗浄とトリートメントを同時に叶える処方に特徴があります。
洗浄力も高いオイル、保湿力と洗浄力のバランスを取ったオイルジェル、肌への優しさや保湿を重視したクリーム。メイク状態やお好みに合わせて選んでみてくださいね!
(この記事の内容は2019年3月1日現在のものです。変更の可能性もあるため詳細は購入時に確認してください。また、書いてある内容は口コミなども参考にしてありますが個人差があるため、とくに肌の弱い人が試すときは注意してください)
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