コスパの良いクリームクレンジングと言えば…ウテナの『モイスチャーコールドクリーム』は定番ですよね。プチプラのわりに使用感がよく、クレンジング用としてもマッサージ用としても。
ホホバオイルやオリーブオイルなどの植物性エモリエントオイルも配合し、なめらかなテクスチャーで、洗い流した後の肌がしっとり&もっちり&スベスベ感が好評です。
そんなウテナのクレンジングの特徴やラインナップの代表格『モイスチャーコールドクリーム』の詳細な特徴や成分や注意点、口コミでの気になる評判などをまとめてみました。まだ使ったことがない人は要チェックですよ。
ウテナのクレンジングの特徴とラインナップ
ウテナのクレンジングの代表は、ロングセラーの『モイスチャーコールドクリーム』です。ホホバオイルなどが配合されたなめらかなクリームが伸ばしやすく、マッサージ用としても使え、価格はお手頃。@cosmeでも人気の逸品です。
クリームクレンジングはオイルやジェルに比べれば利便性に欠けますが、適度なクレンジング力&エモリエント効果でクレンジング後のお肌がもっちり&しっとり。キメの粗さや肌の硬さや乾燥の気になるとき、ゆったりとしたクレンジングでお肌をほぐしたいときなどに向いています。ノーメイクの状態で使えばマッサージクリームとして。首や体に使うという人もいるようです。
ウテナは化粧品づくりの基本に忠実で、目新しさや特別な効果が期待できるというわけではありませんが、クレンジングやマッサージクリームとしての機能をきちんと果たし、コスパ良好。その使用感の良さが安定した人気につながっています。
ウテナのクレンジングのラインナップ
現在のところ、ウテナのノーマルラインのクレンジングは『モイスチャーコールドクリーム』一手です。その後にオイルやジェルなども発売されましたが、こちらの人気に叶わなかったのか…結局はこれがロングセラーとしてウテナを代表するクレンジングとなりました。
ウテナの「オレンジの力を生かしたスキンケア」オープルのラインには、オレンジオイルやオレンジ果皮エキス配合の『オープル クリームクレンジング』があります。
こちらもクリームということで、ウテナはクリームクレンジングを得意としているようです。
オレンジオイルやオレンジ果皮エキスには、古い角質などをやわらげる作用があり、ごく軽いピーリングのような機能を持たせることができます。『モイスチャーコールドクリーム』はなめらかでしっとりとしたクリームですが、『オープル クリームクレンジング』はフワフワとした軽いクリームで、オレンジの香りがします。
ピーリングの機能自体が強めてあるわけではないのでマイルドな使用感ですが、『モイスチャーコールドクリーム』の方が保湿性は高いと思います。サッパリ系やオレンジの香りが好みなら、『オープル クリームクレンジング』も良さそう。マッサージや保湿目的よりはクレンジング力重視なタイプという感じです。
クリームとしてのエモリエント力やなめらかさ、マッサージとしての使用も求めるなら、定番の『モイスチャーコールドクリーム』が使いやすそうです。
便利さの面でオイルやジェルが優勢になる流れもある中、やっぱりクレンジングはクリームで…乾燥が気になるときにはクリームで…という根強いファンも多いですよね。そして、プチプラで使用感の良いクリームクレンジングを選ぶなら、『モイスチャーコールドクリーム』は選択肢として挙げられそうです。
『モイスチャーコールドクリーム』の特徴
ずっしりとしたジャーで、使いやすいクリームのわりに低価格。そんな『モイスチャーコールドクリーム』の特徴をチェックしてみました。
植物オイルのエモリエント力
この製品には、肌に柔軟性を与えるエモリエント成分としてホホバオイルとオリーブオイルが配合されています。ホホバオイルは皮脂に近くてサラッとしているので、重さのないオイルっぽさがあっていい感じ。クレンジングをしながらも肌に適度な油分とやわらかさを与え、キメの整ったもっちり肌へ。
それ以外にも表面にスルっとした膜をはるような成分も入っているので、エモリエント性のわりにはベタベタとした感じはあまりなく、なめらかで気持ちのいいクリームです。
適度なクレンジング力
この製品はクリームとしてはクレンジング力がある方、でもその力はすごく高いわけじゃない…。ウォータープルーフだけはリムーバーの使用をお勧めしますが、それ以外は落ちやすいように思います。
そしてなめらかなテクスチャーが伸ばしやすい&なじませやすい。マッサージ兼用というだけあって乾いた顔に使いやすく、摩擦を感じずに済みます。丁寧になじませてあげさえすれば、鼻やアゴの毛穴汚れや角栓への効果も期待できます。
マッサージ兼用クリーム
上で書いたように、マッサージ用としても使える兼用コールドクリームです。素肌の状態でたっぷりつけるとなめらかなマッサージクリームに。大容量で安いので、首やデコルテのマッサージにも活用できます。
コスパがとても良い
プチプラのクリームクレンジングの中でも、アイテム。ウテナのイメージカラーの「優しいグリーン×白地デザイン」のパッケージのずっしりジャー。そこにコールドクリームがなみなみと入った大容量で、3ケタ価格は魅力的です。
しかもクリームの伸びが良いので、使い方にもよりますがかなり持ちます。クレンジングとしてだけ夜に使うなら2カ月は持ちそうです。マッサージのときにも豪勢に使え、安いクリームとはいえ何だかリッチな気分になります。
化粧品らしい香りつき
このクリームは香りつき。それほど強くはないので、幅広い人に使いやすい系統かなと思います。甘ったるくはない爽やかな化粧品らしい香りで、いかにもコールドクリーム!って印象です。何となく懐かしいような。
無香料派の人には向かないですが、化粧品らしい香りが好きな人や、原料臭がある無香料タイプはちょっと…という人にはお勧めです。私自身は強烈な化粧品の香りは苦手ですが、このクリーム程度なら問題は無かったです。
注意点
使用感の良さのわりにプチプラで人気が高い製品。比較的幅広い人に使いやすい内容になっているようです。
ウテナは安全性への取り組みもけっこう厳しくて、3,000種の原料安全性データを集積したり、高温化・紫外線下での品質チェック、厳しい防腐チェック、アレルギーチェックなども行っているそうです。
ただ、ウテナの商品は化粧品成分として定番のものを選んでいるので、いわゆる無添加主義や敏感肌向けコスメというわけではありません。低価格と品質の安定を両立させるため、適度に防腐剤やシリコンなどの合成原料も使用されているし、ザ・化粧品な感じの香料も使用されています。
私自身はかなりの敏感・デリケートな肌質ですが、添加物などは問題なく使えることも多くて、反対に天然成分に弱かったり、合成界面活性剤より石ケンに肌が負けたりするときもあるので、選ぶ基準は成分より使ってみた実感に頼っています。
そしてこのクリームは大丈夫でした。プチプラアイテムは肌が負けることも多いので嬉しかったです。私の実感としてはプチプラクリームの中では比較的肌当たりが優しく感じます。
ですが、これは個人差が大きいと思うので、添加物や香料が気になる方は成分をチェックしてみてくださいね。また、炎症ニキビなど明らかなトラブルが進行中のときにはお勧めしません。肌にトラブルのおきやすい人がお試しするときは、目立たない場所でパッチテストをするなどした方が安心と思います。
『モイスチャーコールドクリーム』の配合成分
つづいて、『モイスチャーコールドクリーム』の全成分を目的別に分けてご紹介しています。
<クレンジング成分>
- ミネラルオイル
炭化水素系の鉱物オイルの中でサラッとしていて乳化が良く、多くのクレンジングオイル・クリームクレンジングのメインとして使われています。
安定性があって変質しづらくアレルギー性もほとんどないため、ベビーオイルにも使用されています。サラッとしたテクスチャーで、油性のメイクや皮脂汚れをしっかり浮かせる力に優れます。
<基剤>
- 水
<ベース調整>
- パラフィン
<保湿成分>
- PG
- アロエベラ葉エキス
PGは歴史の古い保湿成分の1つです。肌につけっぱなしにしてしまうと乾燥を招く可能性が指摘されたため化粧水などには配合されなくなりましたが、防腐作用の高さもあり、洗い流すクレンジングなどには今でもよく使われています。
アロエベラ葉エキスは、保湿性の高いムコ多糖類やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含み、保湿や回復力の増進が期待されるアロエベラの葉から抽出されたエキスです。
<油性エモリエント成分>
- セタノール
- ホホバオイル
- オリーブオイル
セタノールはヤシ油やパーム油などからつくるロウ状のオイルです。クリームに使うと乳化が安定し、分離がなくスベスベとした使用感に仕上げることができます。また、強力な膜で水分蒸発を防ぐ作用が強いため、クレンジング中の乾燥を防ぐ役割をしてくれます。
ホホバオイルはエモリエント性天然オイルの代表です。皮脂の構成に近く、またアレルギー性も低いことから多くの乾燥・敏感肌向けスキンケアにも使用されます。
<主な界面活性剤>
- ステアリン酸PEG-10
<その他乳化剤>
- PPG-6デシルテトラデセス-20
- PPG-6デシルテトラデセス-30
- ステアリン酸グリセリル
- ステアリン酸グリセリル(SE)
<増粘剤>
- カルボマー
安定性の優れた増粘剤で、温度変化に左右されにくいクリームへ調整します。
<その他>
- ジメチコン
- エタノール
- BG
- TIPA
- メチルパラベン
- 香料
『モイスチャーコールドクリーム』の使用法
<クレンジングとしての基本の使い方>
- 乾いた手・顔で使います。
- 適量はサクランボ大くらいとなっていますが、けっこう伸びがいいので使いやすい量に調整しましょう。
- 皮脂の多い鼻、ひたい、アゴ、頬に分けて乗せ、中心から外側に向かって指先で優しくクルクルとなじませていきます。
- メイクとなじみクリームがやわらかくなったらさらに全体へなじませ、小鼻あたりは少し念入りにします。
- 全体になじんだら、少量の水~ぬるま湯を顔につけ、軽くクルクルとして乳化させます。
- 最後に水~ぬるま湯でよく洗い流すか、やわらかなティッシュやコットンでふき取ります。
- その後洗顔をします。
<マッサージとしての基本の使い方>
- マッサージをするときはノーメイクの状態で使います。
- たっぷり目の量を取り、肌を摩擦したり、肌がヨレたりしないように指を優しく動かします。
- 時間が長すぎると肌に負担がかかるので、長くても5分以内でとどめましょう。乾燥が気になるときや肌の弱い人はもっと短い方がいいと思います。
使用にあたっての注意点
この製品に限らず、クレンジングは使用法によって効果が大きく変わります。ではこれの使用の注意点や特徴はと言うと…。
乾いた手・顔で使う
こちらは乾いた手・顔で使います。湿度があるとクレンジング力が低下するので、お風呂場で使うときは気をつけた方がいいと思います。マッサージ用として使うなら、手や顔を濡らさないようにすれば湯船につかりながら…という使用法でも問題はないですが、メイクを落とすときは部屋や洗面所で使う方が効果的です。
洗顔が必要
原則として後で洗顔の必要があります。クリームクレンジングはかなり肌に残るので、使用後は肌に合った洗顔料で洗い上げた後にスキンケアをしましょう。
ただ、口コミの中には「洗顔をせずに使って調子がいい」という書き込みも。理屈はどうあれ肌の調子がいいと自分が実感できるのが一番なので…それもありかもしれないです。でも、ニキビのできやすい人、肌荒れしやすい人、残留が気になる人は、洗顔できちんと落としてあげた方がいいかなと思います。
洗い流し・ふき取り両用
このクリームは洗い流し・ふき取り兼用です。サッパリ仕上げたいなら洗い流しで、洗顔前にわざと油膜を残して乾燥を防ぎたいならふき取りで…など、後の洗顔や肌状態に合わせて使い分けができます。
ふき取りのときは、できるだけやわらかなティッシュやコットンで優しく。摩擦したくないときやヌルつきが気になるときは、ふき取り化粧水をコットンにつけて絞ったものでふくとやりやすくなります。
まつエク使用不可
クリームクレンジングは全般にまつエク向きではないと思います。成分として問題があるというより、なじませるのに時間がかかるし、最初はテクスチャーに粘りがあることも多いので、まつエクが引っ張られそうですよね…。
まつエクに限らず目元の負担を減らしたいときは、アイメイクだけ先に専用リムーバーで落としておくことをお勧めします。
『モイスチャーコールドクリーム』の口コミとその評判
商品のパッケージには「@cosme1位」のシールも貼ってありますが、実際に評価は高いものが多いです。コスパがいい上に使用感もなかなかなので、人気の理由は納得がいく気がします。
口コミでの好評ポイントは、
- 洗い上がりの肌がしっとり、もっちりする
- 肌がスベスベになる
- 乾燥・突っ張りがない
- クレンジング力が適度
- なめらかで伸びのいいテクスチャー
- 丁寧になじませれば角栓やザラザラも取れる
- コスパがいい
- マッサージクリームとして使いやすい
など。化粧品らしい香りもけっこう好評です。
ただ、やはり相性はあるので、低い評価の口コミもあります。合わないと感じた人の口コミでは、
- 洗い上がりがサッパリしない
- クレンジング力が弱く感じる
- ニキビができやすくなった
- 乾燥する
- 肌に合わない
などがあります。クレンジング力は使い方によっても左右されやすいですが、オイルタイプほどの力はないので、メイクの状態によっては不足を感じるかもしれません。
あと、クリームクレンジングでエモリエント性を高めてありますが、クレンジング成分としてはしっかりとしたオイルが使われ、乾燥のかなり強い人が長時間クルクルとしていると乾燥や突っ張りの原因になることもあります。
ニキビについては、現時点でニキビがすでにできている状態のときは向きません。ニキビのできやすい肌質の人が使うときは、後の洗顔はサッパリと落とせるものを使った方がいいと思います。
使用者の口コミ
こちらでは、具体的な口コミを要約引用してまとめてみました。
つっぱらず、肌がモッチリ&つるん
口コミで多いフレーズが、「もっちり」とか「つるつる」とか「スベスベ」です。もっちりは、エモリエント性のホホバオイルやオリーブオイルなどの力、つるつるやスベスベは、膜を張る系列の成分が入っているので、その感触が肌を守って洗い上げるような感覚があります。
肌そのものをキュキュッとさせるより、優しい膜で包むような感じ。乾燥しやすい人には嬉しい使用感と思います。
使用感と価格に満足
このクリーム最大の魅力は、使用感の良さと価格の安さが両立しているところと思います。それが高評価の多さにつながっているようです。高価なクレンジングのような効果は期待できないものの、この価格でクレンジングとしての機能がちゃんとしているなら問題なし!そんな声が多いです。
キメが揃い肌が柔らかくなる
キメや肌の硬さが気になるときにはクリームクレンジングお勧めです。とくにこのクリームは、安いわりにホホバオイルとかも入っているのが魅力的です。
洗い上がりがツルツルとして気持ちいい
上にも書いたのですが、洗い上がりの肌がツルツルという口コミは多いです。優しい皮膜が肌を守り、適度な油分を残して乾燥を防ぎます。敏感肌の人からの口コミもたくさんあり、刺激を感じず使いやすいというものが見られますが、敏感肌には個人差があるので、敏感肌の人が試すときは注意してください。
くすみ・鼻の黒ずみが改善
丁寧になじませることで、毛穴汚れへの効果も期待できると思います。ただ、肌がすでに荒れている状態のときにはちょっと不向きかもしれないし、アレルギーテストはしてあるもののアトピー肌に配慮したタイプではないので、気になるときは皮膚科で相談してみてくださいね。
マッサージ用に
コスパが良いので、マッサージ用としてふんだんに使えるのは嬉しいですよね。マッサージのときはたっぷり目に使う方がいいようです。
まとめ
プチプラのわりに斬新なヒット商品も持つウテナ。その元祖、ウテナという名の美白液が発売されたのは大正12年(1923年)というから驚きです。昭和63年(1988年)には、すでにコラーゲンやヒアルロン酸を配合したエイジングシリーズを発売し、低価格のスキンケアアイテムを生み出し続けています。
『モイスチャーコールドクリーム』は、そんなウテナの定番クレンジングとなった使いやすいコールドクリーム。高価なクリームのような効果が期待できるわけではありませんが、クレンジングの基本を抑え、安定した人気を保っているようです。
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